フォステクスは28日、パーソナルアクティブスピーカー「PM0.3」を発表した。発売は3月15日で、価格は11,025円(ペア)。
PM0.3は小型パワードモニタースピーカー「PM0.4」の弟分的モデルとして開発された製品だ。PM0.4は、コンパクトなアクティブモニターの定番製品。左右チャンネルのそれぞれに高域用と低域用のアンプを積んだバイアンプ構成が採用されており、100mm径ウーファーと19mm径ソフトドームツイーターを、フロントバスレフタイプのキャビネットに搭載していた。
PM0.3では、一般的なアクティブスピーカーと同様に、アンプを片方のチャンネル(右側)にのみ搭載。左チャンネルはパッシブスピーカーとなり、付属のスピーカーケーブルで接続するようになった。高域用ユニットは19mm径だが、低域用ユニットは75mm径に変更されている。また、キャビネットはリアバスレフ方式となった。搭載されているアンプはデジタル方式で、出力は15W×2だ。
入力インタフェースも変更されている。PM0.4では、それぞれのチャンネルごとに配置されたRCAジャックとTSフォーンジャック(6.3mmの標準ジャック)という構成になっていたが、PM0.3の入力インタフェースは右側のみに配置されており、端子もRCAジャックとステレオミニジャックと、より一般的なものになっている。入力端子は2系統あるが、スイッチによる切り換え式ではなく、差し替えて使用するタイプだ。両方のジャックに接続されている場合、ステレオミニジャックのほうが優先される。
周波数特性は110Hz~20kHz ±3.0dB。クロスオーバー周波数は2.65kHzだ。本体サイズはW100×D130×H185mmで、重量は右側が1.49kg、左側が1.44kgとなっている。製品には専用のACアダプターと、左右のチャンネルを接続するためのスピーカーケーブル(1.5m)、ステレオミニケーブル(0.8m)が付属する。