ワンコインでお釣りがくる税込480円というリーズナブルな『金環日食観測ガイド ~安全に観測できる日食メガネ付き~』

マイナビは28日、2012年5月21日に起こる「金環日食」を安全に楽しむための観測ガイド本として、マイナビムック『金環日食観測ガイド ~安全に観測できる日食メガネ付き~』を発売した。

5月21日の朝方、太陽が月に隠され、太陽のリングが見える天文現象「金環日食」が日本の太平洋側で観測できる。首都圏では173年ぶりに観測できるほか、大阪、名古屋、鹿児島に渡って広範囲で見られるなど、日本人の実に3人に2人となる約8,000万人が体験できる一大天文ショーとなり、日本各地のプラネタリウムや国立天文台などの施設でも関連イベントが行われる予定だ。

ただ、金環日食は肉眼で観測すると失明の危険性を伴うため、安全への配慮が重要。『金環日食観測ガイド ~安全に観測できる日食メガネ付き~』では、この貴重な天文現象を安全に楽しむための日食メガネを付属し、国立天文台太陽観測所所長の花岡庸一郎氏の監修の下、観測の注意点や日本各地での見え方、日食の撮影方法などを紹介する。

金環日食の仕組み、日本各地での見え方MAP、日食メガネやピンホール、太陽投影板などを使った安全な観測方法、今年9月にV6・岡田准一さん主演で映画化が決定した『天地明察』の著者・冲方丁さんへのインタビュー、静止画・動画撮影方法など充実の情報を掲載する

また、天文ショーの当たり年と言われる2012年の天文現象総まとめや、流星群・星座の見つけ方なども掲載しており、天体観測への入門書としても活用できる内容となっている。

今年は、6月4日に「部分月食」、6月6日に今回を逃すと約105年後まで見られない「金星の日面通過」、8月14日には「金星食」が発生するなど、天文現象の当たり年と言われている

なお、付属の日食メガネは、学校教材メーカーのアーテック製。6月の「金星の日面通過」観測時にも使用することができる。

学校教材メーカー・アーテック製のPPフレームで丈夫な日食メガネを付属する

<監修者>花岡庸一郎 天文学者、理学博士。国立天文台太陽観測所所長、准教授。京都大学大学院理学研究科(宇宙物理学専攻)博士課程修了、日本学術振興会特別研究員、国立天文台電波天文学研究系助手・助教授等を経て、2010年より現職。太陽表面における活動現象の観測的研究を行う。博士論文は日食観測に基づく太陽コロナの研究である。最近はより優れた観測データを得るための太陽の地上光学観測の先端技術開発に取り組んでいる。