映画『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』を体で表現して、とのお願いにポーズを決めたKABA.ちゃん(左)とクリス松村(右)

クリス松村とKABA.ちゃんが23日、東京都内で行われた映画『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』公開記念トークショーに登場した。

独自の舞踏芸術で演劇とダンスを融合させ、新しい世界を確立した天才舞踏家ピナ・バウシュ。同作は、彼女が作りあげたヴッパタール舞踏団の名作を、ヴィム・ヴェンダーズ監督が映像化したもの。最新3D技術を駆使し、人智を超えた身体表現を目の当たりにできる。また、本年度のアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にもノミネートされている。

触角のような角がそびえ立つヘアースタイルでトークショーに登場したKABA.ちゃんは、「ピナ・バウシュをイメージしました」とご機嫌。映画については、「芸術作品と3Dのカメラワークがマッチしてて、一緒にステージに立っている感覚が味わえる」と絶賛した。

一方、クリスは「本当に鳥肌が立ったわ。ダンス映画だけど、ダンスだけじゃないのよね。どうやったら自分らしく生きていけるのかを考えさせられる。私、ジーン・ケリーのファンなんですけど、ピナの最初のシーンを見たときに、ジーン・ケリーに見せたいって思ったわ」と怒濤のトークを繰り広げ、KABA.ちゃんから「トークショーってもクリスしかしゃべってないじゃない」と突っ込まれ、会場を笑わせた。

そして、22日に病気療養中だったフォーリーブスの北公次が亡くなられたことをうけて、男性アイドルが大好きというクリスは、「本当に残念ですね。フォーリーブスは大好きでした。ダンスと歌を一緒に楽しませてくれた人でした。歌声はいつまでも忘れません」と哀悼の意を示した。

また、長期休養中のオセロの中島知子について聞かれたKABA.ちゃんは、「何度も共演しました。普段から普通に接してくれる、優しくてスタイルもいい素敵な人だった。早く戻ってきて欲しいです」と復帰を願った。

『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』は2月25日よりヒューマントラスト有楽町、新宿バルト9他全国順次3D公開。

関連記事
20年の模索と友の死を乗り越えたヴィム・ヴェンダース至高のアート作品(2011年10月26日)
第84回アカデミー賞のノミネーションが発表 - ヒューゴが最多、レオは落選(2012年01月25日)
【2月23日】今朝のエンタメニュース放映時間ランキングTOP10(2012年02月23日)