アイ・オー・データ機器は15日、2.5インチHDDを搭載したNAS製品の省電力モデル「HDL-XVLP」シリーズを発表した。2TBと4TBのモデルを用意。2月下旬より発売し、価格(税別)は2TBモデルが89,800円、4TBモデルが99,800円。交換用カートリッジも2月下旬に発売し、価格(税別)は500GBの「RHD-500LP」が11,500円、1TBの「RHD-1.0TLP」が16,800円。

「HDL-XV4.0LP」

内蔵HDDとして2.5インチHDDを採用した省電力モデル。3.5インチHDD搭載モデルと比較して、50%の消費電力削減が可能という。HDDカートリッジ×4基を内蔵でき、ホットスワップに対応する。

RAID 6をサポートし、2台のHDDが同時に故障しても復旧が可能。そのほか、RAID 5+S(ホットスペア機能)、RAID 1m+S(トリプルミラー+ホットスペア)、RAID 0(ストライピング)/RAID 5(分散パリティ)などに対応する。

クラウドサーバがNASの状態を把握するクラウド管理機能「NarSuS」をはじめ、Wake on LANやHDDの状況をメールで自動通知するといった機能を搭載。また、同シリーズを複数台導入する時に、管理者の負担を軽減する管理ツールを添付している。

インタフェースは、Gigabit Ethernet×1、eSATA×1、およびUSB×2ポート。eSATAとUSBに外付け型HDDを接続してバックアップすることもできる。ファイルやユーザー設定を丸ごとバックアップする「eSATAミラーリング」と、日次や週次で指定フォルダを差分バックアップする「履歴差分バックアップ」が可能。USBポートに接続したUSB機器をネットワークで共有する「net.USB機能」にも対応する。

そのほかの主な機能は、Active Directoryサーバに登録されているアカウント情報を利用してファイルやフォルダのアクセス権設定を行う「Active Directory Nativeログオン機能」、SMNPを利用して機器の状態を通知する「SNMP Trap」、DLNAサーバ機能、フォルダの更新/保存を監視する「Sight On」、起動スケジュールの設定、データの誤消去を防ぐ「ごみ箱」、UPSとの連動機能など。

最大同時接続台数は20台(Macは8台)で、本体サイズは約W170×D230×H183mm、重量は約5.5kg。対応OSはWindows XP/Vista/7、Windows Server 2008/R2(Standard/Enterpriseのみ対応、Server Coreモードには非対応)、Windows Server 2003(SP1)/R2(Standard/Enterpriseのみ対応)、Mac OS 10.4~10.7。

専用カートリッジの本体サイズは約W111.6×D174×H36.4mm、重量は約500g。

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