俳優の岸谷五朗、寺脇康文、三浦春馬が10日、大阪・なんばグランド花月で行われた吉本新喜劇の公演にサプライズ出演した。

吉本新喜劇にサプライズ出演した(左から)三浦春馬、寺脇康文、岸谷五朗と、新喜劇メンバーの辻本茂雄、末成由美、宇都宮まき 拡大画像を見る

超満員の観客を大いに沸かせたこのサプライズは、岸谷と寺脇が主催する演劇ユニット「地球ゴージャス」が5月に大阪で開催するプロデュース公演『海盗セブン』のPRのために来阪し、実現したもの。「岸谷五朗です。寺脇康文です。三浦春馬です。3人そろって地球ゴージャスです!」とPerfumeばりのポーズを決めて挨拶した3人に大きな歓声と拍手があがった。

さらに3人は、末成由美のギャグ「ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ~」にお約束の"ズッコケ"を見せたり、横顔が"新幹線"に似ている? 新喜劇メンバー・伊賀健二をイジるおなじみのネタで、辻本茂雄ら新喜劇メンバーと電車ごっこのように列を作って"連結"してみせたりとノリノリだった。なかでも大阪出身で新喜劇が大好きという寺脇は「いつも見てた舞台に立てるなんて夢のよう」と大ハリキリで、予定にはなかったという"階段落ち"にまで果敢に挑戦。誰よりも派手なリアクションで終始ボケまくり、座長の辻本茂雄に「目立ちすぎです!」とツッコまれていた。

終演後の会見で感想を語った岸谷は「お客様の笑いに我々も元気づけられました。笑いの"間"もすばらしい」と新喜劇を絶賛。「『地球ゴージャス』の公演でも、新喜劇のみなさんに適役があったらぜひお声をかけて出演していただきたいです」と異色コラボのオファーも飛び出していた。

三浦は辻本から「コケるとこでちょっと照れがあったような…。次回はぜひ前にコケてください(笑)」と"指導"を受けて照れ笑い。だが、「歴史ある吉本新喜劇の舞台に立てて光栄でした。楽しくて仕方なかったです!」と初体験となる新喜劇の舞台を満喫したようだった。

挨拶は「事務所の後輩のPerfumeのやつをパクりました(笑)」と岸谷

辻本座長公演の鉄板ネタ"階段落ち"を寺脇が「やりたい」と言い出し…

伊賀"新幹線"健二(最左)をイジる「連結!」ネタにも楽しそうに参加

イケメン3人のズッコケに末成は「ギャグ作っててよかった~」と感激

一方、興奮さめやらぬ様子の寺脇は、急遽挑戦した"階段落ち"について「ついテンションが上がって、予定にないことまでやってしまいました。でも階段を上がってみると案外高くて怖い(笑)。でも、ここで止めたらしらけるなと思ってがんばりました」と。辻本から「だって急にやりたいって言い出すんですよ!? ケガでもしたら大変やと心配しましたよ。ほかでも寺脇さんは、まぁ目立つこと目立つこと(笑)」とツッコまれながらも、「本当に楽しかったです!」と念願の初新喜劇に大満足のようだった。

なお、『地球ゴージャス』プロデュース公演「海盗セブン」は3月8日から東京・赤坂ACTシアターで、その後、名古屋、新潟、福岡を巡演し、5月20日から大阪・オリックス劇場で上演される。