UQコミュニケーションズは1月30日、国立大学法人 京都大学の運営するキャンパスネットワークKUINS(Kyoto University Integrated Information Network System)をモバイルWiMAXからダイレクトに利用できるサービスを4月1日より開始すると発表した。

京都大学の学生・教職員は本サービスを利用することでWiMAXパソコン、WiMAX Speed Wi-Fi、WiMAX内蔵タブレットなどの多様なデバイスをVPNなどの特別な設定・操作をすることなくKUINSへ接続できるようになる。UQでは「学内に存在する各種リソースの利用機会が大幅に拡大するとともに、高速なインターネット接続回線としてキャンパスライフを強力にサポートします」としている。

サービス利用イメージ(WiMAXパソコン)

Wi-Fi機器 + WiMAX Speed Wi-FI(モバイルWi-Fiルーター)

UQは本サービスの実現にあたり、国立情報学研究所(略称NII)の構築・運用する学術情報ネットワーク(SINET4)へモバイルWiMAXネットワークを接続し、京都大学との間に仮想的な専用回線を構成する。また、NIIが運用する学術認証フェデレーション(GakuNin)に参加し、京都大学の認証基盤と連携することで、本サービスの加入手続きにおいてKUINS利用資格を安全に確認できるようになるという。これらを実現するために構築されたサービス基盤については、2012年春以降、他の教育機関様も順次利用可能となる予定。

ネットワーク構成(概要イメージ)

加入手続き概要(認証イメージ)