カナダのResearch In Motion (RIM)が、1月上旬に米ネバダ州ラスベガスで開催されたConsumer Electronics Show (CES)において「BlackBerry PlayBook OS 2.0」のプレビューを行ったほか、同OSに関する新機能を公開している。
当初は昨年2011年10月に米カリフォルニア州サンフランシスコで開催された開発者会議「BlackBerry DevCon Americas 2011」で提供が行われる予定だったPlayBook OS 2.0だが、同カンファレンスでは機能プレビューとベータ版の配布のみに留まり、開発の遅れが指摘されていた。後に2012年2月でのローンチが正式発表されており、今回のCESでのプレビューはローンチ直前のプロモーション的意味合いが強いとみられる。
PlayBook OS 2.0ではいくつかの新機能が追加されているが、生産性を高めるべくブラッシュアップされた面が大きい。例えばSNSサービスの独自メールを含めた統合Inboxのほか、複数のメールやプレビューを同時進行で処理できる「tabbed email」など、電子メールクライアントが大幅強化されている。このほか、サービスごとではなく、人物中心に複数のサービスのカレンダー情報をたばねて表示するカレンダー/連絡帳機能のほか、BlackBerryスマートフォンを使ってPlayBookを遠隔操作できる機能、「Documents To Go」「Print To Go」による文章編集や印刷など、各種ツールの使いやすさが向上しているという。RIMではCESでのデモの様子をYouTubeで公開しており、興味のある方はチェックしてみるといいだろう。