ソニー生命保険はこのほど、現役中学生男女300名を対象に「将来に関する意識調査」を実施し、その結果を公表した。同調査は、全国の現役中学生男女を対象に2011年12月19日から20日の期間にWebアンケートによって行われ、回答人数は男女ともに150名の計300名。
「あなたは10年後の将来について不安を感じますか?」という質問では、16.7%が「とても不安に感じる」、52.7%が「不安に感じる」と回答。昨今の政治、経済、社会の様相を反映してか、約7割の中学生が将来に不安を覚えていることが分かったという。
しかし、「あなたは自分の10年後の将来を具体的に考えていますか?」という問いに対しては、7.3%が「具体的に考えている」、70.3%が「具体的ではないが、考えたことがある」と回答。中学生たちは不安を覚えつつも将来を見据えているようだ、としている。
そのほか、イマドキの中学生が周囲の大人をどのように見ているのかを質問したところ、67.4%が尊敬できると回答。大人になってやりたいことに関する質問では、79.3%が「仕事をする」、66.0%が「貯金をする」という現実的な答えが返ってきた。大人になったら目指したい年収は、「500万円以上600万円未満」が20.7%で一番多く、1,000万円以上という回答も多く見られたという。
今回の調査結果から同社では、現役中学生が実によく大人や社会を観察し、将来に不安を持ちつつもビジョンを描き始めていることが分かったとしている。また、「彼らが接する大人は、多くの場合が親か教師など。様々な大人がいて、それぞれの立場で輝いているということを知れば、さらに将来への確かな目標になるでしょう」とコメントしている。