非営利団体One Laptop per Child (OLPC)とMarvellが、1月10日-13日に米ラスベガスで開催される2012 International CESでタブレット「XO 3.0」の完全機能版のプロトタイプを公開する。

OLPCは教育用の低価格パソコンを開発するプロジェクトを進めており、第1世代のノートPC「XO-1」がウルグアイ、ペルー、ハイチ、米国などで提供されている。新世代製品のXO 3.0はMarvellのモバイルプラットフォーム (ARMADA PXA618 SOC/ Avastar Wi-Fi SOC)を採用したタブレットで、従来の100ドル以下を目指した低価格に加えて、耐久性と低消費電力駆動を重視した設計になっているのが特徴。「発展途上国の子供達にとって深刻な問題である消費電力が飛躍的に削減された」とOLPCのEdward McNierney氏 (CTO)。RAMは512MB、内蔵ストレージは4GB。ソーラーパネルや手回し充電器など、幅広い給電方法に対応する。また一般的な液晶のほか、直射日光の下でも視認しやすいPixel Qi (1024×768)を選択可能。OSはAndroidとLinuxをサポートする。

2012 International CESで完全機能版のXO 3.0プロトタイプを初披露