Net Applications - Usage Share Statistics for Internet Technologies.

Net Applicationsから2011年12月のデスクトップブラウザシェアが発表された。Internet Explorer(IE)とFirefoxがシェアを減らし、Google Chrome(以下、Chrome)がシェアを増やしている。Chromeのシェア増には勢いがあり、この傾向が継続するとバージョン単体で判断した場合に第1シェアを獲得する可能性も見え始めている。

2011年12月ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2011年12月短周期リリース版をまとめたバージョン別ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2011年12月ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

2011年12月短周期リリース版をまとめたバージョン別ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

順位 ブラウザ シェア 推移 備考
1 IE 51.87% 下落傾向
2 Firefox 21.83% 下落傾向
3 Chrome 19.11% 強い成長傾向
4 Safari 4.97%
5 Opera 1.66%
順位 短周期リリース版をまとめたバージョン別ブラウザ シェア 推移 備考
1 IE8 27.34% 24ヵ月連続1位
2 Chrome+ 19.11% 強く上昇傾向
3 Firefox 4+ 16.28%
4 IE9 11.48% 強く上昇傾向
5 IE6 7.33% 下落傾向へ戻る
6 Firefox 3.x 5.31% 下落傾向
7 IE7 4.80% 下落傾向
8 Safari 5.x 4.27% = Maxthon Editionは含まず
9 Opera 11.x 1.45%

バージョン別にみるとIE8が2年間連続で1位を獲得。これにChrome+とFirefox 4+が追従する形になっている。Firefox 4+がシェアを増やし、Firefox 3.xがシェアを減らした点も注目される。短周期リリースに切り替わってからバージョンの分断化が懸念されるFirefoxだが、徐々に3系がシェアを減らし、最新バージョンへの移行が進んでいることがわかる。

2011年11月に増加に転じたIE6は、翌月の12月には再び下落となった。

マイクロソフトが公開しているInternet Explorer 6 Countdownでは、2011年12月におけるIE6のシェアを7.7%と推定。日本は5.9%とさらに低い値となっている。IEも従来のリリース期間に比べると、より短い周期でのリリースモデルへの移行と強制アップグレードメカニズムの導入が検討されており、今後のバージョン分断化がどのように進むことになるのかが注目される。