映画『ダークナイト』3部作の最終章となる『ダークナイト ライジング』が2012年7月28日より日本公開されることが決定。さらに劇場用ポスターの第2弾ビジュアルが解禁となった。
本作は、バットマン伝説の起源とゴッサム・シティの悪を滅ぼすダークナイトの誕生を描いた『バットマン ビギンズ』(2005)、ジョーカー役、ヒース・レジャーの遺作となった第2作『ダークナイト』の続編で、『ダークナイト』シリーズ3部作を締めくくる最終章となる。特に前作『ダークナイト』は、全米興収5億3334万ドル(約430億円)、歴代興収は『タイタニック』、『アバター』に次ぐ3位、他興収新記録11冠達成、全世界興行収入10億ドル(約820億円)を突破するという偉大な記録を叩き出し、世界中で『ダークナイト』現象を巻き起こした。今回公開された劇場用ポスターの第2弾ビジュアルでは、「伝説が終わる」のコピーとともに、バットマンの最強の敵と言われるベインの後ろ姿、バットマンの壊れたマスクが描かれ、ついにバットマン=ブルース・ウェインの正体が暴かれるのかと世界中のファンの間で大きな話題となっている。
そして12月16日より、北米を皮切りにIMAXシアター70mmフィルム上映館にて本作6分間のプロローグ映像が限定上映されている。IMAXカメラをメジャー作品で使用するという初の試みからも大きなトピックとなった2008年の『ダークナイト』だが、最新作『ダークナイト ライジング』ではさらに高解像度カメラを駆使し、未だかつてないほど鮮明な映像に仕上がっているという。
前2作に続き再び監督を務めるクリストファー・ノーランは、映画の撮影機器について「『ダークナイト』を15パーフォレーション65mm/70mm IMAXフィルムで撮影・映写してみた経験がとても刺激になった。ここまで臨場感を出してくれる撮影ツールは他にはない」と断言。今回はさらにカメラの台数を増やし、新たな映像イノベーションの創造に挑んでいる。そして、公開中のプロローグ映像に関して「今回見せる6分間のシークエンスは、悪役(ベイン)を紹介する内容で、映画ファン、バットマン・ファンたちに、このフォーマットによる本作がどんなものになるかを感じてもらいたいと思っている。本作は来年の夏に公開されるが、IMAX映像を先にお見せするというのは一足先に注目を集める良い方法なんだ」と話し、公開前の異例の限定上映に対する自信を覗かせた。
『ダークナイト ライジング』の主演は、バットマン/ブルース・ウェイン役にクリスチャン・ベール。マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンとこれまでのキャストに加え、キャット・ウーマン/セリーナ・カイル役にはアン・ハサウェイ。そして、ベイン役にはトム・ハーディ、さらにマリオン・コティヤール、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、と映画『インセプション』のキャストが再結集していることも注目のひとつだ。
現在、撮影は取材に詰め掛けた世界中のジャーナリストに対しても一切ストーリーは説明されず、厳重な緘口令のもとでピッツバーグ、ニューヨーク、ロサンゼルスなどを含むアメリカ、そしてインド、イギリス、スコットランドの3大陸にわたって行われているという。
『ダークナイト ライジング』は2012年7月28日(土)より丸の内ピカデリーほか、全国ロードショー。配給はワーナー・ブラザース映画。