アイドルグループのAKB48が、Googleの情報共有ツール「Google+」に参加することになり、8日、メンバーの前田敦子、篠田麻里子、高橋みなみ、指原莉乃、高城亜樹とプロデューサーの秋元康が東京・六本木ヒルズのグーグルで行われた発表会に出席した。

左から、指原莉乃、高橋みなみ、秋元康、前田敦子、篠田麻里子、高城亜樹 拡大画像を見る

8日にデビュー6周年を迎えた同グループが、海外進出戦略の一環として「Google+」を活用し、デビュー当初からのコンセプトである「会いに行けるアイドル」をインターネット上でも展開。世界中のファンとの交流を進めていく。参加するのはAKB48ほかSKE48、NMB48、HKT48の姉妹グループの全メンバー(18歳未満のメンバーはアカウントを作成できないため、別アカウントの「部屋っ子」にて発信)。インドネシア・ジャカルタで結成されたJKT48も今後参加を予定しているという。

前田は「ブログやツイッター以上にリアルタイムのことを書いて、世界の皆さんにもっと私たちのことを見てもらえるように頑張りたい」、高橋は「とてもうれしいです。AKBとしては新たな一歩になると思う。ブログは2カ月更新してなかったのですが(笑)、これを機に再スタートしたい」、指原は「普段、写メでメンバーの寝顔をたくさん撮っているので(笑)、ブログに載せてない写真もどんどんアップしていきたいですね」とそれぞれが意気込みを語った。

「Google+」では、メンバーが情報を発信するだけでなく、「ハングアウト」と呼ばれるチャット機能を使って、選ばれたファン9人とのビデオチャットも行うほか、コンサートの模様もリアルタイムに配信。第1弾として、12月20日に東京ドームシティホールで行われる「AKB48 紅白対抗歌合戦」が配信される。

同グループのプロデューサーの秋元康は「最近では、劇場のチケットもなかなか手に入らない状況で、ファンとどうやって繋がれるかがテーマだった。グーグルさんのインフラを活用しながら、AKBがさらにファンに近づき、成長できると考えている」と参加意図を説明。「ブログやツイッターでは、どこかで大人のチェックを受けていたが、今回はメンバーを信じてリアルな言葉を発信していきます。言葉が足らないところや、勘違いの発言もあるかもしれないが、ファンからのご指摘を受けつつ、成長していければ」と話し、「独り立ちさせたいという思いがあるんです」と親心を語っていた。