Net Applications - Usage Share Statistics for Internet Technologies.

Net Applicationsから2011年11月のモバイル/タブレットブラウザシェアが発表された。

10月にSafariとAndroidブラウザが大きくシェアを伸ばし、それ以外のブラウザが大きくシェアを減らす傾向を見せたが、11月は逆の動向が見られた。SafariとAndroidブラウザがシェアを減らし、Opera Miniが大きくシェアを増やしている。

2011年11月モバイル/タブレットブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2011年11月バージョン別モバイル/タブレットブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告

2011年11月モバイル/タブレットブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

2011年11月バージョン別モバイル/タブレットブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告

順位 ブラウザ シェア 推移 備考
1 Safari 55.03% 大きく減少
2 Opera Mini 20.09% 大きく増加。3位から2位へ浮上
3 Android Browser 16.36% 減少
4 Symbian 3.03% 減少傾向
5 BlackBerry 2.76% 減少傾向
6 IE 0.45% 減少傾向
順位 バージョン別ブラウザ シェア 推移 備考
1 Safari 5.0 28.69% 大幅に減少。5.1への移行と見られる(iOS5へのアップグレード)。
2 Safari 5.1 20.28% iOS5へのアップグレードと見られる。
3 Android Browser 4.0 15.91% 大きく減少
4 Opera Mini 4.2 6.73% 5位から4位へ浮上
5 Opera Mini 4.1 5.04% 7位から5位へ浮上
6 Safari 4.0 4.19% 4位から6位へ下落。減少傾向
7 Symbian 3.03% 6位から7位へ下落
8 BlackBerry 2.76% 9位から8位へ浮上
9 Opera Mini 5.1 2.57% 8位から9位へ下落
10 Opera Mini 4.3 1.48%

モバイルブラウザのシェアはデスクトップブラウザと比較してシェアの変動がきわめて速い。デバイスそのものの入れ替え期間が短いこと、モバイルOSのアップグレードがデスクトップOSと比べてかなり短いことなどを理由に挙げることができる。

SafariとAndroidブラウザ以外のブラウザがシェアを伸ばしたといっても、その大半はOpera Miniによるもので、SymbianやBlackBerryのシェアは低いまま留まっている。11月はモバイルOSのうちJava MEが反転して大きくシェアを戻しており、Opera Miniのシェアが急増した背景にはJava ME搭載デバイスの活用があるものと見られる。

Opera Softwareはモバイルデバイスやタブレットデバイス向けにOpera MobileおよびOpera Miniを提供している。Opera Mobileはフルブラウザタイプのネイティブアプリであり、Opera MiniはJavaで開発された軽量ブラウザと位置づけられている。