三菱電機は、ホームシアター向けプロジェクター「LVP-HC7800D」(ミッドナイトブラック)および「LVP-HC7800DW」(プレミアムホワイト)を発表した。発売は12月12日。価格はオープンで、推定市場価格は328,000円前後と見られる。

DLP方式のフルHDプロジェクター「LVP-HC78000D」

LVP-HC7800Dは、同社が3月に発売した「LVP-HC9000D」の下位グレードとなるミドルクラスのフルHDプロジェクター。LVP-HC9000DではSXRD方式を採用していたが、LVP-HC7800DではDLP方式を採用している。なお、色の再現性などはLVP-HC9000Dを継承しており、グリーンやシアンなどで広い色域が確保されている。光源は240Wの高圧水銀ランプで、明るさは1,500ルーメン。可変アイリスの採用でコントラスト比は100,000:1を実現している。

フィルム素材の24p映像だけでなく、3D映像にも対応したFRC(フレームレートコンバーター)を搭載。前後の映像から作り出した高精度な映像により各フレームを補間することで、動きの速い映像のボケの減少や、24p映像のスムーズな再生が行える。24pの映像ソースでは、フィルムライクな動きを残しながら、補間を行うことも可能となっている。

またLVP-HC7800Dでは、従来の3Dメガネよりも高速で駆動する新型メガネを採用。速度アップによりシャッターが開いている時間が長くなり、3D再生時の輝度を向上。さらに、高い応答性を持つDLPチップとの組み合わせで、クロストークの発生も抑えている。

本体サイズはW396×D328×H142mm(突起部含まず)で、重量は5.6kg。消費電力は370W(待機時0.5W)となっている。