JR九州はこのほど、現大分駅跡地を利用した複合商業ビルの概要を発表した。2012年4月より現大分駅の撤去工事に着手し、2015年春に新駅ビルが開業する。

新しい大分駅ビルの完成予想図。タワーも設置される

大分県を代表する駅であり、日豊本線に久大本線と豊肥本線が合流するターミナルでもある大分駅では、現在、高架化工事が進められている。2012年春頃に高架化開業し、北口は「府内中央口」に、南口は「上野の森口」に名称変更される。

これに合わせて駅ビルも改築されることに。現大分駅の撤去工事が行われた後、2013年春より駅ビル工事に着手し、2015年春の開業を予定している。

新駅ビルは、「アミュプラザ小倉」「アミュプラザ長崎」「アミュプラザ鹿児島」「アミュプラザ博多」のような複合商業施設として開発され、店舗面積は「アミュプラザ鹿児島」(約3万1,400平方メートル)とほぼ同じ約3万1,000平方メートルになる予定だ。

ビル内には多彩な専門店やレストラン街、シネマコンプレックスなどが導入されるほか、「大分のランドマーク」となるべく、シンボリックなタワーも設置。タワー部の地上9~19階はホテルとして、地上20~22階と屋上階は温浴施設として使用される。JR九州によれば、「タワー最上階には大分の街並みが一望でき、開放感あふれる露天風呂を設置し、大分の魅力を発信します」とのこと。