石川県白山市鶴来のご当地B級グルメ「つるぎTKGY(卵かけごはん焼き)」が話題となっている。同地域の名産である醸造品を活用し、地域おこしの一環として開発された新B級グルメだ。

「つるぎTKGY」イメージ : 画像は出店イベントで提供しているオリジナルバージョン

「つるぎTKGY」とは、白山水系の水で炊いた石川県産米のごはんに、鶴来産の醤油、味噌、酢などの醸造品で味付けした卵をかけて、焼き上げたもの。外はカリッと香ばしく、中はふんわりと仕上がっているという。

開発のきっかけは、地方経済の疲弊を憂慮した鶴来商工会青年部が、地域おこしの一環として、同地域の名産である醸造品を活用した商品の販売を計画したことから。同青年部では、近年のご当地B級グルメブームに着目し、試行錯誤の末に同メニューを開発。2010年10月に同地域で開催されたご当地グルメ大会にて初披露され、その際、1日で用意した800食を完売する程の大人気となったという。なお、実際に食べた人からは、「食べやすい」「(発想が)面白い」といった声が寄せられているとのこと。

販売店舗は白山市内の計12店舗(2011年11月8日現在)で、天津飯風、カレー風味、明太子やキムチを使って味付けしたものなど、店舗ごとに様々なバージョンを展開している。価格は298円~600円。また、2011年2月には専用だし「つるぎTKGYだし」を発売。取扱いは石川県内の「コメヤ薬局」などで、内容量は1,000㏄、価格は580円。