東京電力は2日、福島第1原子力発電所2号機について、11月1日に原子炉格納容器ガス管理システムにより採取した放出ガスの核種分析を行ったところ、短半減期核種(キセノン133、135)の検出の可能性があることが判明したと発表した。

東京電力では、原子炉温度、圧力およびモニタリングポストの値については継続的な監視を行い有意な変動はないとしながらも、「核分裂反応が発生している可能性が否定できない」としている。

同社ではこれを受け、「念のため」(同社)、11月2日午前2時48分から午前3時47分まで、原子炉の注水ラインからホウ酸水の注水を行った。