三井住友海上火災保険は、東日本大震災の復興支援を目的として、東北被災地の名産品をパッケージ化した「全国どこでもマルシェパック」を全国の部支店へ展開している。

同社は、2011年5月と7月に本店(東京・中央区)で開催した「企業マルシェ」(※)が好評だったことから、日持ちする商品を中心に東北被災地の名産品から推薦品目4点をパッケージ化。社内外のイベントなど全国で簡単にマルシェを開催できるようにしたという。

※マルシェとは「市場」を指すフランス語で、企業が行う農産品等の展示販売を「企業マルシェ(市場)」という

パッケージタイプは、岩手のお菓子「南部せんべい」(1,050円)、福島のあんぱん「あんころりん」(650円)、宮城の手延べうどん「花つるりん」(1,050円)、福島のお菓子「しらかわ」(950円)の4点。参加人数に応じて、100名用、200名用、300名用のセットを用意することができる。また、牛タン入りソーセージなどの要冷蔵商品や酒類、鉄器といった約90種類の商品を取り揃えているほか、開催地のニーズに応じたオーダーメイドパックも作ることも可能。

「全国どこでもマルシェパック」パッケージタイプ概要(出典:三井住友海上火災保険Webサイト)

同商品は、「社内マルシェ」「地域密着マルシェ」「複合型マルシェ」など、様々な形のマルシェで活用されており、9月中旬の受付開始から1カ月足らずで既に約1,000名分の申し込みがあったという。同社は、今後も期限を定めず活動を継続していくとしている。