近畿日本鉄道は25日、大阪阿部野橋駅の超高層複合ビルの名称が「あべのハルカス」に決定したことを発表した。同ビルは2014年春のオープンを目指し、建設が進められている。

大阪阿部野橋駅の超高層複合ビルの名称決定を受け、「あべのハルカス」の専用ウェブサイトも開設された

大阪阿部野橋駅はJR天王寺駅に隣接し、古市・橿原神宮前方面へ向かう近鉄南大阪線の起点となる駅。現在はターミナルビルの抜本的な整備を目指し、地下5階、地上60階の超高層複合ビルの建設工事が進められている。最終的には高さ日本一(300m)のビルになる予定だ。

同ビルの名称に決まった「あべのハルカス」は、「(人の心を)晴らす、晴れ晴れとさせる」という意味を持ついにしえの言葉「晴るかす」にちなんだもの。近鉄によれば、「このビルを訪れる人に晴れ晴れとした爽快感や心地よさを提供し、未来への希望を発信したいという思いを込めています」とのこと。

名称が決まった25日には専用ウェブサイトもオープン。新着情報が随時更新されるほか、ビルの完成予定図やフォトアルバム、ビル完成までをレポートしたブログや「日本の高層ビルヒストリー」も閲覧できる。