ソニーは25日、ウォークマンWシリーズの新モデル「NWD-W263」を発表した。発売は9月10日。価格はオープンで、市場価格は10,000円前後と予想される。

Wシリーズは、ネックバンドタイプのヘッドホン一体型プレーヤー。IPX5の防水性能(あらゆる方向からの噴流水からの影響を受けない)を持っており、スポーツ向けのウォークマンとして、ランニングなどの際に使用されるケースが多いモデルだ。

軽量化したことで、フィット感が向上した「NWD-W263」。操作ボタンを左右に分離したことで、より直感的に使えるようになった。

新モデルでは、従来モデルのNDR-W253に比べて軽量化。従来は約43gだった質量は約32gとなり、アクティブな使い方をした際のフィット感を、より高めている。なお、軽量化のために、バッテリーでの連続動作時間は、従来の11時間から8時間へと短縮された。搭載メモリー4GB。USB端子は、従来はmini B端子が採用されていたが、NWD-W263では、より小型のmicro B端子となっている。カラーは、ホワイト/ブラック/ピンク/ブルーの4色が用意される。 r 従来モデルでは、左右のイヤホン部分にマグネットが内蔵されており、未使用時には磁力で接続されるようになっていた。また、この部分は電源スイッチとなっており、両方のイヤホンを離すと電源が入る仕組みが採用されていた。新モデルでは、このマグネットによる接続をやめ、電源のオンオフは独立したスライドスイッチで行うようになっている。これは、かばんの中などで、意図せずに電源が入ってしまうのを防ぐため。また、従来機では、再生/停止/スキップ/ボリュームといったコントロールがすべて右側のイヤホンに配置されていたが、NDR-W263では、再生/低非/スキップのコントロールを右側に、ボリュームを左側へと分離することで、より直感的な操作が可能となった。