4月に入社した新社会人も働き出して1カ月余りが経過した。仕事も大分慣れてきたころに訪れるのが五月病と呼ばれる症状。大型連休も終わり、たまったストレスが表面化する時期でもある。メディアインタラクティブが20日に公表した、五月病に関する実態調査によると、28.7%(「感じる」「どちらかといえば感じる」の計)の新社会人が五月病の症状を自覚していることが明らかになった。

同調査は5月11日~18日の8日間、全国の20代で4月に入社した社会人男女272名対象に行われた。

入社から1カ月程経過しての、心境・体調の変化については「疲れがたまってきた」が最も多く47.1%、続いて「まだ緊張している」(40.1%)、「社会人としての自覚が出てきた」(31.6%)、「業務についていけるか不安」(30.5%)の順だった。仕事の楽しさや社会人としての自覚を感じ始めている人も少なからずいる反面、半数近くの人が環境の変化による披露を感じていることが窺える。「正直、仕事を辞めたいと思う」と答えた人も9.9%いた。

メディアインタラクティブ調べ

リフレッシュ方法について最も多かったのが、「睡眠」(56.3%)。続く「友達との会話」(54.4%)、「食事」(53.7%)、「趣味」(51.5%)、「ぼーっとする」(39.0%)も有効なリフレッシュ方法として支持を集めた。同社は「ストレスは大きくならないうちに早め早めに対応していくことが望ましいと考えられているので、自分なりのリフレッシュ方法や、相談相手などを用意しておきたいものです。また、自分ではどうにもならないときはお医者様への相談も重要になります。五月病は名前の通り、慣れてしまえば解消できるものです。こまめに体調、メンタルの管理に取り組み、最高の社会人スタートダッシュを切ってもらいたいですね」と結論付けている。

今年は東日本大震災の影響もあり、ストレスを今まで以上に感じていた人も多かったはず。新社会人であればなおさらだ。同社も述べているように、リフレッシュ方法や身近な人や医師への相談など、自分なりの対処方法を考えてみては?