JR四国はこのほど、「海洋堂ホビートレイン」の運行開始とデザインを発表した。高知県四万十町にオープンする「海洋堂ホビー館四万十」にあわせて、4月29日から約1年間にわたって運行する予定。
同列車はキハ32形気動車に海洋堂が手がけるフィギュアのイラストをラッピングした。車内にもフィギュアの展示スペースを設け、「見て楽しむ」「乗って楽しむ」列車という。運行開始に先がけて、4月23日に出発式、4月24日に誕生記念ツアーを開催する予定。
運行区間は予土線の窪川駅 - 宇和島駅 。運行時刻は江川崎駅06:46発 - 宇和島駅07:58着、宇和島駅09:38発 - 窪川駅11:47着、窪川駅13:28発 - 宇和島駅15:27着、宇和島駅19:33発 - 江川崎駅20:45着。すべて定期運行の普通列車で毎日運行する予定。ただし車両検査の都合で一般車両になる場合があるとのこと。
「海洋堂ホビー館四万十」は、高知県四万十市と、フィギュア制作で知られる海洋堂(大阪・門真市)が共同で運営する施設。四万十川流域打井川地区にある小学校跡地の体育館を改装してオープンするという。館長は海洋堂の創業者で高知県出身の宮脇修氏。館内にはガレージキットやプラモデルコレクション、巨大カタロニア船の展示、造形作家ギャラリーなどを設けるとのこと。4月29日開館予定で、毎週火曜日休館。
予土線の最寄り駅は打井川駅で、同駅から約6km離れているという。「海洋堂ホビートレイン」は同駅を11:28発(窪川行)、13:49発(宇和島行)。
(画像提供:JR四国)