越野建設は10日、エスターが運営し、同社が企画・設計・施工に携わった、外国人旅行者をメインターゲットにしたホテル「パレスジャパン」をオープンしたと発表した。同ホテルは、人気観光地の浅草や秋葉原などへアクセスしやすい東京都台東区清川に立地しており、外国人旅行者の取り込みを目指すという。

「パレスジャパン」外観

ドミトリー

特長は、1泊2,700円から宿泊できるという低価格の料金設定。部屋タイプは、旅行者同士のコミュニケーションが楽しめるドミトリー(相部屋)、ビジネスマンや受験生などにおすすめのシングル、ファミリーやカップルの利用に向いているツインの3タイプで、女性専用フロアも用意している。料金はドミトリーが1泊1名2,700円から、シングルが同3,300円、ツインが同3,000円。

ロビー

ロビーは、宿泊者同士がコミュニケーションを図れるように配慮したデザインで、簡単な調理が可能なキッチン、コインランドリー、インターネットラウンジなども完備している。客室は全62室、8階建てで敷地面積は240.21平方メートル、延べ床面積は1,187.17平方メートル。

なお同ホテルは、既存建物を建て替えたもので、建て替えは台東区の公的助成制度である「北部地域簡易宿所転換助成」のうち、「簡易宿所建て替え助成」から1,400万円の助成を受けた当該助成制度の適用第一号物件となる。