テンヨーは「東京おもちゃショー2010」でハイターゲット・トイ部門の優秀賞を獲得した『超蝶』を11月に発売する。ラインナップは3種類、予定価格は各2,940円。

捕まえた昆虫を瓶のなかに入れ、飽くことなく眺めていた。子どもの頃、そんな経験をしたことがある人は多いだろう。マジックグッズで知られるテンヨーが発売する『超蝶』は、そうした遠い日の思い出をよみがえらせる不思議なインテリアだ。

ブルーモルフォ、キアゲハ、ピンクモルフォの3種類をラインナップ。特定の叩き方をすれば「コミュニケーションモード」に入り、指定した数だけ蝶が羽を動かすなど、ちょっとしたやりとりも楽しめる

密封されたガラス瓶には一頭の蝶。瓶を叩けば音に反応して羽ばたき、あちらこちらへと飛び回る。実にシンプルな構成だが、なんともファンタジックな製品だ。見とれてしまうほどに滑らかに動くのが驚くところだが、当然ながらこの蝶は本物ではない。

一体、どうして生きているかのような動きができるのか。その点をテンヨーに伺うと「手品を応用しているので仕掛けは教えられませんが、商品を手に取ってよーく見ていただければわかります。ですが、わかったとしても、こんな繊細なシステムで、なぜこんな動きが実現できるのかという新たな疑問と感動が沸いてくるのが『超蝶』の特徴ですね」とのこと。ううむ、余計に気になる答え。手品の種を知りたいなら、ぜひ手にとって確認してみるべし!