LSIは、28nmプロセスを使ったSoC向けプラットフォームを発表した。このプラットフォームは数世代に渡る経験を生かして構築されており、様々な次世代アプリケーションの差別化を行うことが可能となっている。
同プラットフォームはTSMCの28HP High-K/メタルゲートプロセスを利用しており、従来と比べて高い性能と低消費電力を実現できる。また、様々な準検証済IPを利用することが可能である。
この準検証済IPには高速SerDesやプロトコルソリューション、高性能/高密度メモリ、1000BASE-T Ethernet PHY、TarariのPacket Inspectionエンジン、StarCore DSP、およびARM/MIPS/PowerPCのCPUコアを含んでいる。
同28nmプロセス世代は、前世代製品と比べて倍の密度でゲートを実装しながらも最大40%消費電力を少なく、また最大25%高い性能を発揮する。このため、より高い性能を実現しながら、製品コストと冷却コストの低減が図れる。
すでに28nmプラットフォームのデザインキットの提供も開始しており、最初のデザインは現在複数の顧客が開発を行っていると同社では説明している。なお、最初のサンプル出荷は2011年初頭になる予定である。
