NHKの火曜22時枠の連続ドラマ『離婚同居』(NHK総合、5月18日スタート)の制作発表会見が7日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の阿部サダヲ、佐藤江梨子が出席した。

ドラマ『離婚同居』の制作発表会見に出席した阿部サダヲ(左)と佐藤江梨子

同作は、週刊漫画誌『コミックバンチ』(新潮社刊)に連載された柏屋コッコの同名漫画をドラマ化。夫の浮気が原因で離婚した夫婦が、経済的な事情から、「敬語で話すこと」「プライベートには立ち入らない」といったルールのもと会話のない奇妙な同居生活を始める。離婚をきっかけに次々と不幸が押し寄せる元夫と、対照的に輝きを増していく元妻をコメディタッチで描き、ヨリを戻したいと願う元夫を阿部が、新しい恋に突き進む元妻を佐藤が演じる。

同作が連続ドラマ初主演となった阿部は「人から言われて『あ、初主演なんだ』って気づくぐらいで、あまり意識はしていません。共演者の方々もイイ方ばかりでプレッシャーもかけてこないので、気を張らずにラクにやらせていただいます」と落ち着いた様子でコメント。すると、佐藤から「いろんな方に阿部さん主演のNHKドラマだと話したら『え~!NHK変わったね~!』って言われましたよ!」とノリよく突っ込まれ、「変わったんだね(笑)。変わってもらって良かったです」とハニカミ、会場は和やかな雰囲気に包まれた。

一方、佐藤も同作で初めて母親役を本格的に演じることになり、「わたしもいつか生みたいなって妄想しているぐらい子供が大好きなので、すごく楽しい。普段の生活で自分の中に母性を感じることはなかったんですが、こういう気持ちなのかなって段々とお母さん目線になれて感動したし、(現場に)本当に赤ちゃんが来るので母性をくすぐられました」と撮影を振り返った。

身長差のある二人。「わたしはすごく背が高いんですが、元旦那さん(阿部)は小柄で……」と佐藤が話すと、阿部も「奥さんの役が佐藤さんと聞いてびっくり。今日はヒールを履いてまた大きくなっちゃって(笑)」と応戦し会場を笑わせた

また、同作の見どころについて、阿部は「タイトルは硬そうですが、軽いタッチで楽しく撮影しているので気持ち良く見てもらえたら」とアピール。佐藤は「漫画が元になっているので、(ドラマの世界に)入りやすく分かりやすいと思う。いろんな世代の方に見ていただきたいですね!」と話していた。

ドラマ10『離婚同居』(毎週火曜 22:00~22:43 全5回)は、NHK総合で5月18日より放送スタート。