STMicroelectronicsは、ARMと協業しSTMicroの次世代STBおよびデジタルTV用SoC向けにARMの「ARM Cortex-A9 MPCore」プロセッサおよび「Mail-400」グラフィックプロセッサを採用することを発表した。

これまでSTMicroは、ワイヤレス、コンピュータ、自動車、産業機器向けといったアプリケーション向けにARMプロセッサなどを採用したSoCなどの提供を行ってきたが、今回の協業により、その範囲がデジタルコンシューマにまで拡大されることとなる。

今回の協業により、STMicroはARMテクノロジーを次世代HDTV SoC製品の基盤にしていくという意図の表明としているほか、Mali-400 GPUのライセンスを受けることで、Khronos OpenGL ES 2.0 APIに準拠した1080pの3Dユーザインタフェースを提供することが可能になり、Webベースの次世代双方向サービスにおいて、グラフィックスとビデオをシームレスに統合したユーザインタフェースの提供が可能になるとしている。