STMIicroelectronicsは、ARM Cortex-Mシリーズを搭載する同社の「STM32」MCUシリーズに90nmプロセスで製造したシリーズが加わったことを発表した。

今回発表されたシリーズは、Cortex-M3コアやSRAMに加え、内蔵するFlash Memoryも90nmで製造される。2009年第4四半期中に、特定の顧客にはサンプル出荷が始まる予定となっている。同製品は、従来品以上の性能と多くの周辺機器、および省電力性を実現できる。加えて、SRAMやFlash Memoryの容量増加も可能になると同社では説明する。

STM32ファミリはARM Cortex-M3コアを搭載し、幅広いレンジに向けた製品をリリースしている。現在同社は Access Line、USB Access Line、Performance LineおよびConnectivity Lineの4つのラインナップにまたがり、70以上のSTM32ファミリ製品を量産している。またワイヤレス機能を搭載したSTM32Wシリーズも2009年初めに発表しており、またこれに続き超省電力技術を搭載したSTM32Lシリーズの投入も予定している。