米Texas Instruments(TI)の日本法人である日本テキサス・インスツルメンツは10月19日、単一セルのリチウムイオン電池で駆動するエレクトロニクス製品向けに、出力電流800mAでUSB接続の自動検出機能を搭載した、USBバッテリ充電コントロールIC「bq2404x」および「bq2405x」の2種類の製品ファミリを発表した。すでに1部の製品が量産出荷を開始しており、その価格は1,000個受注時で1.15ドルからとなっている。

USBバッテリ充電コントロールIC「bq2404x」の外観パッケージイメージ

2ファミリともに、最高で30Vまでの入力電圧範囲、および6.6Vの過電圧保護を提供しているほか、1つの出力チャネルを使用して、1%以内の充電電圧精度、および10%以内の充電電流精度での充電が可能だ。

また、USB標準規格に準拠しており、USB電源の電流制限、および入力電圧の動的なパワー・マネージメント機能を提供しているほか、"bq2405x"ファミリーに搭載されている自動検出機能は、接続された電源が専用の電源アダプタであるか、またはUSBポートであるかを検出する知的機能であり、これにより、システムは、バッテリが放電しているためUSBトランシーバが利用できない場合において、充電を開始することが可能となる。