ディラックは、台湾SilverStone製のミドルタワー型PCケース「FT01」を発表した。SilverStone FORTRESSシリーズの第一弾製品という。厚さ3~6mmのアルミ製ユニボディフレームを採用しており、高品質と堅牢性を謳っている。店頭予想価格は29,000円前後で、発売は11月1日。シルバーとブラックの2色展開だ。

SilverStone FORTRESS FT01 ※写真はブラックモデル

FT01は、シリーズ名のFORTRESS(要塞)が示すとおり、シンプルかつ重厚な外観デザインのハイエンドPCケース。前述のユニボディフレームは"コの字"型の形状も特徴で、同社によれば自動車部品と同等品質で、堅牢性に優れ、加えて内部スペースの確保といったメリットあるのだとされる。

内部と背面。大型冷却ファンが作り出すエアフローはセグメント化され、高効率な冷却を実現している

また、ケース前面と上面には、それぞれ700rpmで騒音値18dBAの180mm冷却ファンを、背面にも900rpmで18dBAの120mm冷却ファンを標準搭載。かつ、内部のエアフローがHDDセクション、CPUセクション、拡張カードセクション、電源ユニットセクションとセグメント化されて流れるよう工夫されており、両サイドパネルに装備する防音シートと相まって、効率の良い静音性を実現しているとのこと。

ほか主な仕様は、5.25インチドライブベイ×5(光学ドライブをツールレスで装着可能)、3.5インチシャドウベイ×7(うち1基にホットスワップ対応オプション「CP01」を装備)、ケース上面にUSB2.0×2、IEEE1394×1、HDオーディオ×1、マイク×1のI/Oポートを搭載する。マザーボード規格はATXおよびマイクロATXに対応し、HDDゲージを外すことで12インチ拡張カードに対応できる。本体サイズは486(H)×211(W)×494.5(D)mmで、重量は8.66kg。