フォルダの同期に便利なWindows用フリーウェア「SyncToy v2.0」

米Microsoftが、フォルダ同期ツール「SyncToy v2.0」の無償配布を開始した。動作環境はWindows XP / Vista、別途Microsoft .NET Framework v2.0以降が必要。インストーラは、32bit版と64bit版の2種類が用意されている。

SyncToyは、フォルダの内容を同期するWindows用フリーウェア。同期する1対のフォルダ (フォルダペア) を登録しておくと、サブフォルダを含めるかどうか、コピーは片方向か双方向かなど、あらかじめ設定した条件に従い同期処理が実行される。ローカル / ネットワークを問わず利用できるため、ノートPCとデスクトップPCを同期させる目的などに使用できる。

今回のバージョンでは、64bit CPU / システムをサポートしたほか、将来のリリースにおける機能拡張に備え同期エンジンが再デザインされた。新たにコマンド (SyncToyCmd.exe) も追加、タスクスケジューラに登録しておき自動処理に使うことも可能になった。暗号化されたファイル / フォルダにも対応、安全性が強化された。

同期の基準についても、拡張子や属性情報を条件にコピー / バックアップの可否を決定できるようになり、利便性が向上。フォルダの作成 / リネーム / 削除など、すべてのフォルダ操作を同期する「True Folder Sync」も実現されている。