Windows XP Service Pack (SP) 3の開発が終了し、RTM (製造工程向けリリース)になった。4月29日にDownload CenterおよびWindows Updateを通じた手動アップグレードが可能になる見通しだ。MicrosoftのTechNetフォーラムにおいて、リリースマネージャーのChris Keroack氏が明らかにした。

Windows XP SP3は、過去の全ての修正プログラムを1つのパッケージにまとめて提供し、Windows XPユーザーの利用環境を安定・改善するのが狙いだ。SP2ではセキュリティや通信機能を中心に大きな新機能追加が行われたが、ベータプログラムを通じて確認されているSP3の新機能は4つにとどまる。Windows Server 2008とのセキュアな連携を実現するNetwork Access Protectionへの対応、"ブラック・ホール" ルーター検出、カーネルレベルでのFIPS 140-1 Level 1準拠の暗号化サポート、プロダクトアクティベーションシステムの改良などだ。

Keroack氏によると、OEMおよびエンタープライズ顧客向けの提供に続いて4月29日に一般ユーザーも入手可能な手動アップグレード向けリリースが始まり、今年夏の早い段階にSP3が自動更新の対象になる。