iTunesの対抗馬となるか? Songbird 0.5 RC1」 (画面はMac OS X版)

Pioneers of the Inevitableは11日 (米国時間)、オープンソースのジュークボックスソフト「Songbird 0.5」リリース候補第1版を開発者向けに公開した。対応プラットフォームはWindowsとLinux x86、およびMac OS X。

今回のリリースでは、Microsoftが開発したWindowsとポータブルデバイス間におけるデータ転送規格「MTP」をサポート。音楽 / 動画データの転送は手動など機能は限定的ながら、Creative ZenやSony NWZ-A815などのオーディオ機器が利用可能になった。MTPデバイスの利用には、動作環境としてWindows XP SP2以降とWindows Media Player 11が必要。

ポータブルオーディオのサポートに関しては、デバイスAPIの開発に着手。これまでのデバイス単位でのドライバ開発を改め、単一のコードベースに統一されることになった。iPod用アドオンも全面的に書き換えられ、次期リリースの0.6には新しいアドオンが提供される予定。

Songbirdは、MozillaのXUL (XML User interface Language、ズールと発音) を利用して開発されたジュークボックスソフト。Mozilla Firefoxと同じHTMLレンダリングエンジンGeckoを内蔵、各種Webサービスと連携した機能を豊富に搭載している。アドオンを追加インストールすれば、iPodなどのポータブルオーディオも利用できる。