芸能界に大きく貢献したタレント・スタッフを表彰する第45回ゴールデン・アロー賞(日本雑誌協会主催)の授賞式が3日、都内のホテルで行われた。今回で最後となる同賞の映画賞には新垣結衣、放送賞(バラエティー)にはタカアンドトシ、放送賞(ドラマ)には小栗旬、グラフ賞には南明奈が選ばれた。

前列左から、南明奈、新垣結衣、菊地凛子、柳原可奈子、福田沙紀
後列左から、深田太郎氏(故・阿久悠氏の長男)、阿部サダヲ、小栗旬、秋川雅史、植木廣司氏(故・植木等の長男)

今回、初受賞となった新垣は「皆さんとこうやって並ぶ自分が信じられない。不思議な感じ」と驚きを隠せない様子。興行収入が39億円(日本映画製作者連盟調べ)と大ヒットし、そのセンセーショナルな内容から社会現象にまでなった映画『恋空』に出演以来、仕事が殺到したという新垣は「昨年は映画中心の1年で、あっという間でした」とコメント。今後については「車の免許を取りたいですね。日本を感じるところを回ってみたい」と抱負を語った。

今年も、渡辺謙監督の映画『フレフレ少女』(今秋公開予定)に主演することが決定している新垣

新垣とともに映画・ドラマにと引っ張りだこだった小栗

また、新人賞にはフレッシュな面々が受賞。映画・ドラマで活躍した菊地と北乃は、それぞれ『バベル』、『ライフ』というブレイクスルーとなる作品に出演した。菊地は「これからもきちんと丁寧に演じていきたい」と落ち着いて語れば、北乃は「アクションをやってみたい」と意欲を見せた。

お笑い界からは、小島よしおと柳原可奈子が受賞

各年度で雑誌のグラビアを多く飾り、話題を提供した人に贈られるグラフ賞は、アッキーナこと、南明奈が選ばれた。南は、2006年に『めざましテレビ』(フジテレビ系)への出演をきかっけにじわじわと人気が上昇し、昨年からは写真集やDVDの各売り上げランキング上位の常連となっている。黄色のドレスに、頭にはリボンを付けて登場した南は「受賞するとは思ってなかったので嬉しいです。おしゃべりは不得意ですが、バラエティー番組にたくさん出たい」と緊張しながらも喜びを語っていた。

タカアンドトシは、「小さな子供から大きな子供までウケるようになりたい」(タカ)「子供ばっかりじゃねーか」(トシ)と得意のボケ&ツッコミで盛り上げた

昨年受賞したほしのあきもプレゼンターとして駆けつけた

第45回ゴールデン・アロー賞 受賞者リスト

映画賞 新垣結衣
放送賞(バラエティー) タカアンドトシ
放送賞(ドラマ) 小栗旬
新人賞 菊地凛子、北乃きい、福田沙紀、小島よしお、柳原可奈子
演劇賞 阿部サダヲ
話題賞 東国原英夫
スポーツ賞 石川遼
芸能功労賞 阿久悠、植木等
グラフ賞 南明奈

【参考】グラフ賞の歴代受賞者リスト(過去10回)

第44回(2006年度) ほしのあき
第43回(2005年度) 安田美沙子
第42回(2004年度) 岩佐真悠子
第41回(2003年度) 井上和香
第40回(2002年度) 吉岡美穂
第39回(2001年度) 井川遥
第38回(2000年度) 釈由美子
第37回(1999年度) 本上まなみ
第36回(1998年度) 優香
第35回(1997年度) 吉川ひなの