The GIMPプロジェクトは1月30日 (米国時間)、高機能グラフィックソフトの最新版「GIMP 2.4.4」をリリースした。現時点では、同プロジェクトのWebサイトにリンクされたバイナリパッケージはMac OS X版のみだが、LinuxやWindowsなど他プラットフォーム向けのパッケージも間もなく提供開始される見込み。

今回のリリースは、不具合の修正が中心。PSDファイル編集時レイヤーのハンドリングに関する問題や、CMYKカラープロファイル消失時にクラッシュする問題、バンプマップやイメージマップなどプラグインに確認された挙動の問題が修正されている。Gimp 2.4から採用されたSchemeインタプリタの実装系「TinyScheme」のバグフィックスも含まれている。

Macintoshユーザ向けには、Wilber-loves-AppleプロジェクトがGimp 2.4.4バイナリパッケージの提供を開始している。動作対象はIntelベースのCPUで動作するMac OS X 10.5 (Leopard)、安定した動作にはXquartz projectが提供する不具合修正版X11.pkgのインストールが必要。

GIMPに動画編集機能を追加するプラグイン集「GIMP Animation Package (GAP)」もアップデート、GAP 2.4.0として公開された。不具合の修正を主目的としたリリースであり、バージョン2.4系のGIMPに最適化されている。

GIMPの最新安定版が公開 (画面はMac OS X版)