コーレルは6日、デジタル写真画像の編集・修正ソフトである「Corel Paint Shop Pro Photo」の最新バージョンにあたる「Corel Paint Shop Pro Photo X2」を発表した。10月12日より全国のPCショップ、家電量販店、Web上の販売サイトで発売される。価格は通常版が15,540円、アップグレード版が7,329円、特定のアプリケーション購入ユーザーに与えられる特別優待版が10,290円、アカデミック版が8,379円となる。対応OSはWindows XP(最新SP適用) / Vista。

Corel Paint Shop Pro Photo X2

新製品は、グラファイトカラーのユーザーインタフェースを持ち、写真をソフト上に表示させた際にも映える。増加する一眼レフデジタルカメラユーザーにも対応すべく大量の写真を短時間/効率的な処理ができるような改良も施されている。新機能「エクスプレスラボ」は写真を1枚ずつ開かずともフォルダ内にある写真ファイルをクリックベースの簡単な操作で表示させながら加工・編集が可能となる。

グラファイトカラーのユーザーインタフェース

また露出レベルが異なる複数の写真を合成して鮮明な1枚の写真を作成する「HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)」、Officeとの連携において最適な画像を自動的に作成する「Office用に保存」コマンドなどの新機能が加わった。

HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)

従来機能の強化点も多く、味のある白黒フィルムを作成できる「白黒フィルム効果」では、プリセットからのカラーフィルタからカラーパレットからのフィルタ作成へと改良、事実上無制限のカラーフィルタを使った白黒フィルム効果を写真へ施すことができるほか、「レイヤーのプロパティ」ダイアログボックスからドロップシャドウ/エンボス/反射などの効果をテキストなどのレイヤーに適用可能となった。