梅雨、ド真ん中。蒸し暑い日が続く。本格的な夏を迎えれば気温はさらに上昇。今年も長い酷暑になるだろう。ああ、もうアレだ。カレーだ。もしくは麻婆豆腐か。とにかく、辛いグルメが必要だ!
……と、ちょっとやさぐれてしまいそうなタイミングで、ガチな朗報が到着。なんとファミリーマートから、完全新作となる「ファミチキ レッド」が登場したのだ! マジかよ!
食欲刺激。発汗必至。体温調整にもピッタリなこの新グルメ。さっそく食すべく、勢い余ってファミマ本社まで突撃してきたぞ〜!
ガツンとうまくて、じわじわ辛い。新商品「ファミチキ レッド」を実食!
ファミリーマートが新たに発売した「ファミチキ レッド」。言わずもがな、ファミマの看板商品「ファミチキ」シリーズの新フレーバーである。キャッチコピーは「ガツンとうまくて、じわじわ辛い」。くぅ〜。いち辛党として、期待が膨らむじゃないか。
ファミマはこれまでもレッドチリ味、麻辣味、カラムーチョ味など、辛い系のファミチキを多数リリースしてきた。直近では2022年にハバネロホット味も登場したが、今回のファミチキ レッドはそれ以来の辛い系フレーバーとなる。
辛党には吉報だが、本当にスゴいのはここから。実はこれまでの派生商品は従来、すべて“期間限定商品”として展開されていたのだが、なんと今回のファミチキ レッドは新たな“レギュラー商品”としてホットショーケースに並ぶのだという。ファミチキ(骨なし)が2006年に初登場して以来、初めてレギュラー商品が追加されることになるわけだ。これ、かなり歴史的な出来事じゃない?
……いや、喜ぶにはまだ気が早い。本当に美味しければいいが、もし微妙だった場合、喜んだぶんだけダメージもデカい。とにかく一回冷静になって、新商品を実食してみよう。
ということで、ファミチキ レッドの実物がこちら!
おお〜、赤い。見た目もちゃんと“レッド”でキメてるじゃないの。ふむふむ。なるほど。いや〜……もうすでにめっちゃうまそうだな! 冷静になりたいが、いちいち気持ちが揺さぶられてしまう。辛党の本能が刺激されまくってしまう……!
よし、いこう。いくぞ。それではいよいよ……いただきます! ガブッ。
おお〜! うん、美味しい! まぁまぁ辛いかな? やっぱりファミチキってめちゃくちゃうまいな。ものすごく柔らかくてジューシーだし、チキンの旨みみたいなものが肉汁とともに洪水のように押し寄せてくる。カラッと揚げられた衣もダイナミックな歯ごた……。
ちょっと待って。えっ……辛いぞ? あれっ、こんなに辛かったっけ?
……いやいや、辛い! 辛い辛い! なんだこれ……辛ッッッ!!!! どんどん辛さが押し寄せてくるじゃん! 辛〜っ!! しかもうま〜ッ!!!!
「遅効性の唐辛子」がこの世に存在しているのか、それとも唐辛子はもともと遅れてやってくるのかわからないが、本格的な辛味があとからじわじわとオーバーラップ。そのまま一気にゴール前に突入し、シュートをゴールに叩き込む。……たとえるならそんなイメージ。
ホットな辛さがチキンの旨みを引き立て、何種類ものスパイスがハーモニーを奏でる。しっかりと辛いのに、なぜかしっかりと旨みも感じる。このバランス感がスゴい。ここまでちゃんと辛いのに、ここまで旨さも感じさせるって、なかなか難しいんじゃない……?
これはうまい。しかも辛い。もはや完全にファミチキ レッドの虜だ。食べる手が止まらない。いや、止められない。ヤミツキだ。ああ〜、辛い! ああ〜、うまい! ちょっと水を飲んで、また食べて……ああ〜、辛い! ああ〜、うまい!の無限ループ。食べ終わるまで、このサイクルは止められそうにない……!!
「辛すぎないか」の声も払拭! 目指したのは「ヤミツキになる辛さ」
ハッキリ言って期待以上。「もし微妙だった場合……」などと心に保険をかけていた自分が恥ずかしい。
しかし、どうやってこんな美味しい新ファミチキを作ったんだろう。まだ口のなかが燃えているが、開発責任者の和田健太郎さんにいろいろ疑問をぶつけてみた!
――いや、本当に美味しすぎました。なんかもう、ありがとうございます。改めて、「ファミチキ レッド」のコンセプトについて教えていただけますか?
今回のファミチキ レッドは「ヤミツキになる辛さ」を目指し、複数のチリペッパーを使って複雑な辛さを出すことにこだわりました。3年前のハバネロホットはとことん辛さに特化していたのですが、ファミチキ レッドはレギュラー商品にすべく開発した商品です。辛さと同時に旨さも感じられるよう調整し、「また食べたくなる味」を追求しました。
――これは本当にヤミツキになります。たしかに辛いんですけど、ちゃんとファミチキらしさも残っている気がしました。
ファミチキもファミチキ レッドも、鶏もも肉のジューシーで美味しい部位を使っているんです。衣のザクッと感やお肉のジューシーさなど、ファミチキのいいところもそのまま受け継いでいます。これ以上は企業秘密になってしまいますが、ファミチキの“旨さ”の要素もちゃんと取り入れているんですよ。
――かなり本格的な辛さですが、どのように調整したんですか?
辛さについてはいろいろと研究しましたし、モニタリングも行いました。このファミチキ レッドと、もう少し辛さを控えめに試作したファミチキ レッドを一般消費者のみなさんに食べ比べてもらったんです。結果、辛いほうのファミチキ レッドが多く支持されました。
――その調査では、辛いものが好きな人ばかりを集めたんですか?
いえ、それだと偏ってしまうので、「辛いものが苦手な方」以外の方に集まっていただきました。辛いものが好きな方、辛いものがちょっと好きな方、辛いものが好きでも嫌いでもない方。多くのみなさまが一番美味しいと感じてくれる、ギリギリMAXの辛さに設定できたと思っています。
――社内から「辛すぎる」という反対意見もあったんじゃないですか?
正直、ございました(笑)。辛さを感じる度合いにはかなり個人差があるので、「辛すぎないか?」「本当に大丈夫か?」という意見もありましたね。ただ、辛いものが苦手な方にはもともとノーマルのファミチキがありますし、中途半端な辛さだと、辛いものが好きなお客さまに刺さりません。従来のファミチキとの差別化も必要です。
ファミチキ レッドのキーコピーは「ガツンとうまくて、じわじわ辛い」。これを改めて周知したうえで、もう一度社内の人間にも食べてもらったところ、最終的に全員が納得してくれました。
――このファミチキ レッド、どんな人に食べていただきたいですか?
まずはファミチキ好きのみなさまに楽しんでいただきたいですね。今までは辛いファミチキがレギュラーになかったので、他社で辛いチキンを買っていたみなさまにもぜひ味わっていただけたら嬉しく思います。今は若い女性たちのなかでも辛いもの好きが増えているとも聞いているので、ぜひ若いみなさまにも試していただき、新たな顧客開拓につなげていきたいと考えています。
――ありがとうございました! 改めて、ごちそうさまでした!
ファミマの新定番「ファミチキ レッド(骨なし)」をお試しあれ!
“旨さ”を損なわない“辛さ”。その究極のバランスを追求し、ついに発売日を迎えた「ファミチキ レッド」。先ほどレポートしたとおり、そのクオリティは抜群である。誇張抜きにうまかったし、期待していた以上に辛かった。まずはひとつ、実際に食べてみてほしい。きっと、リピートせずにはいられなくなるはずだ。
ガツンとうまくて、ジワジワ辛い。
「ファミチキ レッド」新登場
猿川佑
さるかわゆう[PR]提供:ファミリーマート