マウスコンピューターのビジネス向けPCブランド「MousePro」から、モバイルワーク向けノートPC「MousePro NB210」シリーズが新しく登場した。
薄型軽量ボディに第11世代Intel Coreプロセッサーや広視野角の14型液晶ディスプレイ、指紋認証センサーなどを搭載しており、自宅やオフィスはもちろん、出先に持ち運んでの作業も快適に行えるのが特徴。今回、その実機を試すことができたので、製品の外観や使用感などを詳しく紹介していこう。
リーズナブルながら基本性能は充実
「MousePro NB210」シリーズは、14型液晶ディスプレイを採用しながらナローベゼルの採用で本体幅が324.9mm、奥行きが219.5mmに抑えられているのが特徴。厚みも19.7mmと比較的薄く、質量も約1.35kgと比較的軽量なため、ハーフワークなどの自宅とオフィス間で頻繁にPCを持ち運ぶ時などにも、バッグに入れて気軽に持ち運ぶことができるだろう。
本体カラーはブラックが基調になっており、プライベートはもちろん、ビジネスシーンでも違和感なく使用することができる。天板やパームレスト、底面はいずれもさらっとしたツヤ消し加工が施されており、質感が高いだけでなく指紋や汚れも目立ちにくい。
14型の薄型ノートPCとしては、インタフェースが充実しているのも魅力的なポイント。本体左側面にはセキュリティスロット、有線LAN、microSDカードリーダー(UHS-I対応)、USB 2.0 Type-A、ヘッドホン出力/ヘッドセット端子が、本体右側面にはUSB 3.1 Type-C、USB 3.1 Type-A、HDMI端子、電源ポートが搭載されている。このうちUSB Type-CポートはDisplayPort Alt modeとUSB Power Deliveryに対応しており、外部ディスプレイをつないで映像を出力したり、市販のUSB充電器やモバイルバッテリーをつないで給電することが可能だ。
このほか、ディスプレイ上部ベゼルには有効画素数約100万画素のWebカメラとマイクも内蔵されている。またタッチパッドにはWindows Hello対応の指紋認証センサーも搭載されており、事前に指紋を登録しておけば指を置くだけでログインすることが可能。そのため、社内や外出先などのマスク着用時も容易にログインができる。通信機能は有線LANのほか、Wi-Fi 5を搭載する。ちなみに、BTOでより高速なWi-Fi 6にカスタマイズすることもできる。
ビジネスシーンで使いやすい広視野角ディスプレイ
液晶ディスプレイは14型フルHD(1,920×1,080ドット)のノングレアパネルが採用されており、映り込みが少なく、明るい日中の窓際や照明下でも見やすいのが特徴。視野角も広く、斜めから見ても色味の変化はほとんど感じられない。癖のないナチュラルな発色のため、普段使いはもちろん、写真編集などでも使いやすく感じた。
液晶ディスプレイは最大180度まで開くことができ、打ち合わせや商談で相手に画面を見せながら説明したいときなどにとても便利。角度調節もしやすく、電車などで移動中に膝の上に乗せて使うときも、簡単に見やすい角度で画面を開くことができる。外回りの営業など、出先でノートPCを使う機会が多い人にはありがたいポイントだ。
キーボードはキーピッチが実測で約19mmあり、キーストロークも十分確保されている。PgUp/PgDnキーと矢印キーのあたりが若干狭く感じるが、それ以外は配列もキーサイズも変則的ではなく、タイピングはかなりしやすかった。
タッチパッドはクリックボタン一体型で操作スペースが広いため、スクロールやマルチタッチジェスチャーがやりやすく、快適に操作できた。