PCゲームがやってみたい! 最近、ゲーム配信者やYouTuberやVTuberたちの影響で、コンシューマーゲーム機やスマートフォンから、PCゲームへ乗り換えるユーザーが非常に増えている。とはいえ、実際にどうやってゲーミングPCを選ぶのか、「いまいちわからない」という人も多いのが実情。ということで、人気のPCゲームを例に、ゲーミングPCのスペックがどのように影響するのかリポートしようと思う。それではいってみよう!

ゲーミングPCってぶっちゃけどう選べばいい?

現在、一口にゲーミングPCといっても実に多種多様な製品がある。デスクトップ型なのか、ノート型なのかといったデザインの違いはもちろん、値段も違うし、スペックも全然違う。となれば「初心者が簡単に選べる」という感じでないことは確かだ。

ゲームで遊ぶことを考えれば、選ぶ際に特に注目すべきなのが“CPU”と“グラフィックスカード”。加えて、もう一つ見ておきたいのが、液晶パネルの性能だ。1秒間に画面が何回書き換わるかを表すリフレッシュレートの数値が高いほど、動きの速い映像も滑らかに表現できる。最近は、eスポーツ大会などでも、240Hzの採用例の増えているため、ここも見逃せないポイントとなる。

しかし、これらを性能が高いものを選ぶと、おのずと値段も高くなるのは想像に容易いだろう。皆さんそれぞれ、予算に限りがあるはず。そこで今回はマウスコンピューターから、2種類のゲーミングPCを用意。それぞれに同じゲームタイトルをインストールして、どのような違いが出るのか検証する。

まずは、今回用意した製品を紹介しておこう。一つ目は「G-Tune H5(第11世代CPU/32GBメモリ)」。第11世代のIntel Core i7-11800Hを採用し、グラフィックスにはGeForce RTX 3070 Laptop GPUを搭載。液晶はリフレッシュレート240Hz対応の液晶パネル、メモリに32GBを備えるハイエンドモデルだ。

  • G-Tune H5(第11世代CPU/32GBメモリ)

「G-Tune H5」の詳細はコチラ

二つ目は、「G-Tune P5-144 (第10世代CPU / 32GB)」で、第10世代のIntel Core i7-10750Hを採用し、グラフィックスにはGeForce GTX 1650 Tiを搭載。液晶はリフレッシュレート144Hz対応、メモリは16GBを備え、こちらはエントリーモデルという位置付け。ちなみに「G-Tune H5(第11世代CPU/32GBメモリ)」が285,780円(税込)、「G-Tune P5-144 (第10世代CPU / 16GB)」は159,280円(税込)と、ほぼ倍の価格差がある。

  • G-Tune P5-144 (第10世代CPU / 32GB)

ハイエンドモデルとエントリーモデルというかなりの性能差に対し、動作にどのような違いが出るのか。特に高負荷のゲームでの処理速度は気になるところ。そこで今が旬でもある人気タイトル「コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー」(以降、CODBOCW)を両PCでプレイしてみたので、しっかりレポートしていこう。

「G-Tune P5-144」の詳細はコチラ