ニューノーマル時代においても、ワークライフバランスの実現は重要課題だ。時代に即した働き方に対応するために、個人ができることにはどのようなものがあるだろうか。
今回は、仕事の業務効率化や生産性向上といった内容をテーマに、弊誌マイナビニュースのワーク&ライフチャンネル編集長である原雄一氏に「仕事を効率的にすすめるためのコツ・実践している仕事術」 について聞いてみた。ビジネスパーソン必読の内容となっているので、ぜひチェックしてほしい。
原雄一編集長 Profile |
原編集長が実践している仕事術はどんなもの?
ワークライフバランスといわれても、実際には仕事に追われてしまい、「そんな余裕もないし、自分自身のやりたいことを見つけたりするほうが大変……」なんていう人は意外と多い。しかし、ちょっとしたきっかけや余裕が得られた途端に、視界が開けてくることもある。
そのためには、もっと効率よく仕事を回したり、自分の能力を底上げしたりといった工夫は必要だ。そんな自分の価値を高める「仕事術」を教えてもらうべく、さっそく原編集長にいろいろと質問をぶつけてみようと思う。
Q.新人だった頃、仕事上でどんな悩みがありましたか?
入社した当初から編集者をやっていて、とにかく仕事が終わらなかったのを覚えています。複数の企業が、同日に別々の場所で記者発表会を開くなど、自分ではコントロールできないスケジュールもあったりしたので、とにかく時間のやりくりに苦労していましたね。
また、住んでいた家が遠かったため、職場まで片道90分もかかっていたんです。電車の接続が悪いと帰宅に2時間近くかかる日もあって、プライベートな時間も削られていました。ですから、当時は仕事でもプライベートでも、時間の余裕がなかったのが一番の悩み でした。
Q.どのように時間の不足を解消していったのですか?
一番有効だったのは、いろいろなWebサービスを積極的に使ったことだと思います。
例えば、取材先からチャットツールで編集部とリアルタイムで連絡をとったり、GoogleやMicrosoftが出しているクラウド型のオフィスツールを使って原稿を書いたり。電車内でも、カフェでも、会社でも場所を問わずシームレスに仕事ができるようになりました。
ガラケーの時代が終わりスマートフォンが登場したことによって、これらのサービスにアクセスしやすくなり、さらに作業効率が上がったように思います―― いま振り返ると、何も目新しいことやってないですね(笑)。でも当時は革新的なことでした。
―テクノロジーの進化を取り入れることで、できることが広がるのですね。
ネットワーク環境も同様ですね。モバイルWi-Fiの登場や通信速度の向上により、会見会場や移動中でも、オンラインでストレスなく作業することが可能になりました。
また地下鉄のネットワーク整備も進んだので、通勤時間でメールを確認したり、プレスリリースをチェックしたりできるように。ネットワーク環境が整備されたことで、通勤時間もより有効活用しやすくなったと思います。
Q.若手におすすめしたい、スムーズに仕事をすすめるためのコツはありますか?
スマートフォンやタブレットの普及により、若者のパソコン離れが進んでいると言われていますが、 若い世代にはもっと積極的にパソコンを活用してほしいと思います。
スマートフォンも高性能化していますが、まだまだパソコンのほうが作業効率が良いのではないでしょうか。広い作業領域を確保して、ショートカットやマルチタスクを駆使して作業できますし、フォルダや階層構造も理解しやすい。マクロなどの少し踏み込んだ使いこなしを学びたい、という思考にもなりやすいですね。スマートフォンではそもそもその思考にたどり着きづらいと個人的には感じています。パソコンを普段使いするだけで、かなり視野が広がるし、効率化という部分への思考も先へ進んでいくと思います。
加えてこういった状況下ですので、 これまで以上に積極的なコミュニケーションも重要です。リモートワークだと、上司や先輩とコミュニケーションを取りづらいと感じる若い方は多いのではないでしょうか。
うまく言語化できなくてもよいので、恐れず積極的に質問したり、相談してみてください。雑談でも大丈夫です。一度コミュニケーションをとってしまえば、質問がしやすくなったり、仕事も円滑に進めやすくなると思います。
Q.仕事で使うパソコンやツールに関して、何かこだわっているポイントはありますか?
昔はとにかくスペック重視で、パソコンやスマートフォンの最新機種が出るたびに買っていました。今は必要十分な機能とコストパフォーマンス、モビリティで選ぶようにしています。ただし、そういったモデルを選ぶと、メモリやストレージの容量や性能が物足りなく感じることも。
特に最近では動画をたくさん保存しておきたいケースもありますから、内蔵SSD(パソコンの記憶装置)の容量はすぐに圧迫されます。そんな時のために、当編集部では 外付けHDDや外付けSSDを活用しています。ネットワーク環境がない場所でも、すぐに保存したデータを取り出せますし、通信環境が不安定な遠隔地でも安心です。
クラウドストレージサービスも利用していますが、モバイル通信は使える容量に制限がある場合が多いです。もちろんクラウドストレージのメリットもたくさんあるので、手元で管理したいデータとクラウドに持たせておきたいデータを、うまく使い分けるといいでしょう。
外付けHDDや外付けSSDは、上手に使えば業務効率化につながることはもちろん、生産性も大きく向上するのでとても便利なデバイスだと思います。
―ありがとうございました!
「外付けHDD・外付けSSD」でPC作業に差をつけよ!
原編集長が教えてくれた「外付けHDD・外付けSSD」とは、パソコンのUSBポートに接続して使う外部記憶装置のこと。つまり、パソコンに挿すだけで、大容量のストレージが追加できる便利グッズなのだ。
「外付けHDD・外付けSSD」のメリット4点
その1 ネットワーク環境が不要
外付けHDD・外付けSSDなら有料クラウドサービスのような月額課金やネットワーク利用料金などの心配は一切不要。ネットワークにつながらない場所でも利用できるのは大きなメリットだ。
その2 データのバックアップデバイスとして最適
パソコンのデータバックアップは必須だが、内蔵ストレージの場合、まれにほかのパーツと一緒に壊れてしまうことがある。そうなると復旧はほぼ不可能になるので、大切なデータほど外部デバイスに避難させておく必要がある。その場合の選択肢として、外付けHDD・外付けSSDは最適だろう。
その3 USBメモリに勝る高い信頼性
USBメモリも大容量化が進んでいるので、手軽さは同等といえる。しかし、パーツとしての「信頼性」という部分では、外付けHDD・外付けSSDに分がある。USBメモリのなかには仕様が明記されていないようなものもあるが、外付けHDD・外付けSSDの場合はきちんとメーカーが仕様、スペックなどを公表し、メーカー保証をつけている製品がほとんど。信頼性やセキュリティ面でも安心してデータを預けることができる。
その4
パソコンに詳しくなくても直感的に使える
現在の外付けHDD・外付けSSD製品は別途電源不要で、パソコンのUSBポートに挿すだけで自動認識してすぐに使うことができる(ただし、Windows/Macの違いにより、フォーマットが必要なモデルもあるので注意)。使い方が直感的なのも魅力だ。
【HDD】とは
大容量を必要とするユーザー向け。磁気を使ってデータを読み書きする仕組みを持った記憶装置。容量が大きく、SSDよりも手に取りやすい価格が大きなメリット。デメリットとしては、機構上、サイズがSSDより大きく、重さもある点が挙げられる。また、SSDよりも読み書きの速度が遅く、落下などの衝撃に弱い部分がある。
【SSD】とは
よりコンパクトで高速転送性能を必要とするユーザー向け。メモリーチップに直接データを読み書きする記憶装置。読み書きの速度がとても速く、製品サイズがコンパクトなので、かさばらず持ち運びやすい。衝撃に対する故障リスクがとても低いのがメリット。デメリットとして、容量に対しての価格が高価な場合が多い点が挙げられる。
原編集長おすすめの外付けHDD・外付けSSDはコレだ!
『WD Elements SE SSD』
64.5mm×64.5mmという超コンパクト仕様の外付けSSD。ビスケット1枚分の正方形サイズで、持ち歩きに最適な形状だといえる。コストパフォーマンスに優れ、実売で15,000円前後(1TBモデル/税込)と、手に取りやすい価格もポイントだ。
手に取りやすいサイズが素晴らしい。これで最大2TBまで選べるのは驚きです。また、ストレージ機器の大手メーカーであるウエスタンデジタルの製品ということもあって、信頼性も抜群。安心して使えるところもよいですね。2メートルからの落下に対する耐衝撃性を持っているとのことなので、よく物を落としてしまうタイプの自分にとってはとてもうれしい仕様です(笑)。
容量 | 480GB、1TB、2TB |
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カラー | ブラック |
インターフェイス | USB3.0(USB3.0 Micro B) |
サイズ | H 64.5mm x W 64.5mm x D 8.72mm, 27.2g |
保証 | 3年間保証 |
『WD My Passport SSD』
最大1050MB/秒と高速データ転送を実現した実力派。ハードウェア暗号化によるセキュリティ機能とバックアップ機能を搭載しているので、ビジネス用途にも最適だ。豊富なカラーから選べるのもうれしいところ。ノートパソコンのデザインに合わせてスタイリッシュに使いこなしたい。
申し分ない転送速度です。これなら大きなデータでもストレスなく読出し・書込みできますね。パスワードでドライブごとロックができるのもすごく良いです。作りかけの原稿なんかは他人に見られたくないですからね(笑)。ヘアライン仕上げの筐体も好印象ですし、女性でもスマートに使えると思います。
容量 | 500GB、1TB、2TB、4TB(グレーのみ) |
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カラー | グレー、ゴールド、シルバー、ブルー、レッド |
インターフェイス | USB3.2 Gen2(USB Type-C、USB Type-A変換アダプタ付属) |
サイズ | H 100mm x W 55mm x D 9mm, 45.7g |
保証 | 5年間保証 |
『WD My Passport』
HDDのメリットである大容量がかんたんに手に入るのが最大の特長で、最大5TBモデルまで選択可能。容量あたりのコストが紹介している3製品のなかで最も手頃で、5TBモデルでも約18,000円(税込)前後となっている。セキュリティやバックアップなどの機能も充実しているので、大切なデータをセキュアにたっぷり貯めたい人におすすめだ。
大容量モデルもあって頼もしいラインアップですね。動画データを持ち歩くこともある私にはこちらの製品もとても気になるところです。何しろ容量が大きいですから、容量を重視する人にはうってつけの製品ですよね。 また、PCのバックアップだけでなく、Dropboxなどのクラウドサービスのアカウントを連携させることで、クラウド内のデータもHDDにバックアップできるので、使いこなすとかなり強力な武器になってくれそうです。
容量 | 1TB、2TB、4TB、5TB |
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カラー | ブラック、ブルー、レッド※ブルーとレッドは2TB、4TBのみ。 |
インターフェイス | USB3.2 Gen1(USB3.0 Micro B– USB 3.0 Type A) |
サイズ | H 107.2mm x W 75mm x D 11.15mm, 120g(1TB、2TBモデル)/ H 107.2mm x W 75mm x D 19.15mm, 210g(4TB、5TBモデル) |
保証 | 3年間保証 |
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効率的な仕事術について、原編集長に思う存分語ってもらった今回の企画はいかがだったろう。
また、ここで紹介した外付けHDD・外付けSSDはストレージベンダーとしては世界屈指のウエスタンデジタル社のものだが、すべての商品に長期保証がついている点も見逃せないポイントとなっている。逆に言うとメーカーが製品に対して、絶大な自信を持っている証拠でもあるので、大切なデータを保管しておくのに最適な製品といえる。
みなさんも様々なテクノロジーやデバイスを上手に使いこなして、業務の効率化をはかり、ワークライフバランスの実現に役立てていただきたい。
[PR]提供:ウエスタンデジタル合同会社