清水氏イチオシ、実はすごく便利な「レイアウト印刷」

──モニター募集のアンケートに、利用する機能として「レイアウト印刷※」が記載されていました。こちらはどのような用途に使用されているのでしょうか。

※複数の原稿を1枚の用紙に割り付けてコピーしたり、原稿をポスターサイズに拡大してコピーできる機能。

清水氏:大学生は論文やレポート以外にも、展示・公開用のパネルを作ることがあります。当然、大判プリンターを使った本格的な大型パネルの印刷は何度も行えません。しかし、学会などで慣れている私たちはともかく、大学生はまだパネル化したときの文字の大きさや写真の見え方を把握していないわけです。レイアウトのセンスは、自分の研究内容を他人に伝えるための大切な要素であり、評価の一つです。ですから、制作の途中でサイズ感やレイアウトを体感させるために、複合機のレイアウト印刷機能を利用して、疑似的に原寸大の大判印刷を行っているのです。また、この時期であれば、ゼミの解散式の横断幕などもレイアウト印刷で作ったりしますね。

MFC-J6980CDW」のレイアウト印刷機能は、非常に便利ですね。自動でフチなし印刷になり、しかも分割した用紙を貼り付けるための、のりしろ部分を複合機が判断して入れてくれます。この機能は、多くの方に知っていただきたいなと思います。

レイアウト印刷機能で実際に印刷した資料。貼り付けに必要となるスペースを用意しつつ、自動でフチなし印刷が行われる

スマートフォンやタブレットからの印刷機能も活用

──「MFC-J6980CDW」にはどのような機器から接続していますか?

清水氏:有線LANでPC、Wi-Fi Directでスマートフォンとタブレットから接続しています。以前の機種でも無線LAN接続はできたと思いますが、Wi-Fi Directに対応しておらず有線/無線の切り替えが必要だったので、使い勝手は大きく変わりました。研究室に入ってしまえば自動でネットワークに接続されますので、「MFC-J6980CDW」に変えてからはスマートフォンやタブレットからの利用頻度も高くなっています。PCが手元にない状態でも、ふいに届いたメールや議論の途中で必要になった調査写真をすぐに印刷できるのは非常に便利ですね。スマートフォンからインクの残量がチェックできるのも助かります。

──その他、スマートフォンから「MFC-J6980CDW」を使用して気付かれたことはありますか?

清水氏:先日試したら思いのほか便利だったのが、新聞アプリの記事印刷です。以前は新聞から記事を切り取って、スキャンし、Wordに貼り付けるといった作業をしていたのですが、最近の新聞アプリは、記事を指定してアプリから印刷をかけると、その記事だけが印刷できるんです。かなりの効率化が図れたうえに紙から切り取ったりしたものよりも、格段に文字を読みやすく印刷できます。これから研究や授業などに大いに活用していきたいと思っています。

スマートフォンから新聞アプリを立ち上げ、その場で印刷して見せてくれた。必要な記事だけがくっきりと印刷されるのは確かに便利そうだ

柔軟な対応を可能にする多目的トレイ

──2段トレイと多目的トレイはどのように使用されていますか?

清水氏:先に述べたとおり、私は裏紙を多用しています。しかし、当然のことながら新品の用紙を利用して印刷をしなければならない機会は多々あります。ですから、2段トレイにはそれぞれ新品のA4用紙と、裏紙として利用する使用済みのA4用紙が入っているわけです。

ですが、私はA3用紙も積極的に利用しています。旧機種「MFC-6890CN」でA3印刷を行うときには、都度用紙を入れ替えていたのです。しかし「MFC-J6980CDW」の多目的トレイはA3用紙もセットできるようになりましたので、常に3種類の用紙を使えるようになったのです。

多目的トレイの対応用紙が増えたことで、用紙入れ替えの手間が大きく減ったと述べる清水氏

FAX付きの複合機で「速い」、「きれい」を実現した「MFC-J6980CDW」

──最後に「MFC-J6980CDW」の全体的な評価をまとめ、感想をお聞かせください。

清水氏:一昔前、このようなA3ビジネスインクジェット複合機は、スモールオフィスにレーザープリンタの代替として導入されることが多かったと思います。レーザープリンタのトナーに比べるとランニングコストは格段に安く、インクをストックしておけばいつでも簡単に交換できます。黒インクはさらに大容量化されましたし、スモールビジネスには非常に便利な機種です。

しかし現在、A3ビジネスインクジェット複合機は、すでに一つのジャンルを築いています。そんな中で製品を選ぶなら、やはり決め手は「速い」、「きれい」という点でしょう。この2つを満足のいくレベルで実現したのが、新機種「MFC-J6980CDW」なのではないかなと思います。

また、FAXを見捨てないでいてくれた点を大変嬉しく感じています。FAXを必要とする事務所はまだまだたくさんあるはずです。そのような需要を見逃さず、機能を残し続けている点を高く評価したいですね。ブラザーさん、今後もより良い製品をよろしくお願いします。

──このたびはモニター企画にご協力いただき、ありがとうございました。


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