クリエイティブ作業もスムーズ! 高コスパでVRクリエイターにもオススメ

それではここから「DAIV-NG5720S1-SH2」の実力を見るべく、各種ベンチマークの結果をチェックしていきたい。なお、ベンチマークの実施にあたっては、本機が備える最大パフォーマンスをチェックするため、前述の「CONTROL CENTER」で「パフォーマンス」を選択し「GPU切り替え」でグラフィックス機能を「GeForce GTX 1060(3GB)」に固定しておいた。

まずはWindowsの快適さを評価するプログラム「WinSAT.exe」の実行結果を「Windowsエクスペリエンス インデックス」の形式で紹介しよう。「一番低いサブスコア」は8.2と優秀で、なおかつ各項目において大きな差が見られない、バランスの良さが印象的だ。

Windowsエクスペリエンス インデックスの結果

PCの総合的な力を見る「PCMark 8 HOME CONVENTIONAL」の総合スコアは、ノートPCとして極めて高水準な4260をマーク。

「PCMark 8 HOME CONVENTIONAL」の結果

また、クリエイティブ系ソフトウェアの快適さを中心に評価する「PCMark 8 CREATIVE CONVENTIONAL」でも5013と非常に高水準なスコアとなった。

「PCMark 8 CREATIVE CONVENTIONAL」の結果

グラフィックス性能を測る「3DMark」は、DirectX 11対応のグラフィックステスト「Fire Strike」が10227、DirectX 12対応のグラフィックステスト「Time Spy」が3802と、同じく高いスコアを記録している。

「3DMark」Fire Strikeの結果

「3DMark」Time Spyの結果

ゲーミングPCにも引けを取らない優秀なグラフィックス性能

本機はクリエイター向けモデルではあるが、「GeForce GTX 1060(3GB)」を搭載していることもあり、2つのゲームベンチでグラフィックス性能を測定してみた。

「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」については、フルHD解像度のウィンドウモードでグラフィックスを「最高品質」に設定しても、最高評価である「非常に快適」をマークした。

「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」をフルHD解像度、「最高品質」で実行した結果

「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k」では、フルHD解像度のウィンドウモードでグラフィック設定を「最高品質」に設定して測定。こちらも最高評価の「すごく快適」というスコアを記録している。

「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k」をフルHD解像度、「最高品質」で実行した結果

さらに今回は、「GeForce GTX 1060」がVR動作に十分な性能を持つ「VR Ready」認証を受けていることから、VR性能を測るベンチマーク「SteamVR Performance Test」も実施してみた。その結果は十分なVR対応性能を示しており、VRコンテンツの制作を手掛けるクリエイターにもベストな選択肢といえるだろう。

SteamVR Performance Testの結果

なお、ベンチマーク実行中は特にコマ落ちが目立つようなこともなく、終始快適に動作してくれた。最大負荷がかかるとファンの音が若干大きくなるが、それもしっかりと排熱を行っているあかし。実際にパームレスト部の熱なども気にならなかった。

上記で確認されたGPUのパフォーマンスは、Photoshop LightroomなどのGPU支援を利用できるアプリケーションを使用した場合に、処理速度の向上などに寄与するだろう。