7月に発表された、NVIDIAの新フラグシップGPU「NVIDIA TITAN X」。先行して5月に発売されたGeForce GTX 1080と同様「Pascal」アーキテクチャを採用しており、コンシューマ向けであるGeForceシリーズの後塵を拝していたTITAN Xを、再び真のフラグシップに押し上げることが期待される。そんなTITAN X (Pascal)と、10コア20スレッドのIntel Core i7-6950X Extreme Editionを搭載したクリエイター垂涎の一台が、マウスコンピューターの「DAIV-DGX700U4-SP2」だ。

クリエイター向けPCブランド「DAIV」の「DAIV-DGX700U4-SP2」

X99プラットフォームの魅力、10コア&大容量メモリ

クリエイター/エンジニア向けPCブランド「DAIV」で、GeForceシリーズ搭載デスクトップモデルのフラグシップともいえる「DAIV-DGX700U4-SP2」だけあって、パーツには最高クラスの製品が使用されている。

CPUは、Intel Core i7シリーズの最高峰となる「Core i7-6950X Extreme Edition」。10コア20スレッドを利用することができ、動作クロックは3.0GHz、ターボ・ブースト機能利用時には3.5GHzまで上昇する。メモリはDDR4-2400 8GBをクアッドチャネルで8枚採用。計64GBという大容量を標準で搭載している。こういった多数のCPUコア、大容量メモリを実現できるのは、Intel X99 Expressチップセットを採用したプラットフォームならではだ。

CPU-Zで確認した、10コア20スレッドのCore i7-6950X Extreme Edition

10コアをアプリごとにコントロールできる「Intel Turbo Boost MAX Technology 3.0」

DDR4-2400 8GBメモリ×8枚をクアッドチャネルで実装している

CPU-Zでメモリの項目を見ると、クアッドチャネル動作が確認できる

TITAN X (Pascal)

グラフィックスカードには、「Pascal」アーキテクチャを採用したNVIDIAのコンシューマ向けフラグシップGPU「TITAN X (Pascal)」を搭載している。5月に発売されたGeForce GTX 1080によって鮮烈なデビューを飾ったPascal世代のGPUだが、TITAN Xではその性能に磨きがかけられており、さらに12GBものGDDR5Xメモリを搭載する。けた外れのスペックから生み出されるパフォーマンスは、まさに異次元だ。

NVIDIAのコンシューマ向けフラグシップGPUとなる「TITAN X (Pascal)」。リファレンスクーラーのカラーは黒になっている

補助電源は8ピン×1、6ピン×1構成

GPU-Zで確認した、NVIDIA TITAN X (Pascal)

非常に高い性能を発揮する半面、電源ユニットへの要求も大きいが、DAIV-DGX700U4-SP2は最大出力700Wの80PLUS BRONZE電源を標準搭載しているため、CPUとGPUを駆使しても安心して利用することが可能だろう。

SSD&HDDのデュアルドライブ構成

クリエイティブ用途で大容量データを扱うことも考慮し、ストレージには480GBのSSDと、3TBのHDDが搭載されている。もちろんBTOカスタマイズによって大容量のSSDを追加することも可能だが、多くの用途ではこのままで十分だろう。また、本ケースはストレージをツールレスに着脱できるHDDホルダーを採用しているため、もし購入後にストレージの増設をしたくなった場合にも、比較的簡単に行うことができそうだ。

プラスチック製のトレイに固定され、ケース内に収められたSSDとHDD

CrystalDiskMark 5.1.2で確認した480GB SSDの速度

CrystalDiskMark 5.1.2で確認した3TB HDDの速度