さまざまな用途に利用できる9種類のプリセットを用意

「BL2420PT」の大きな特徴のひとつに、豊富な画質モード(アプリケーションモード)を用意している点が挙げられる。プリセットとして用意されているのは「sRGB」「CAD/CAM」「デザイン」「標準」「ブルーライト削減」「動画」「写真」「エコ」「M-book」の10種類だ。各モードはタッチパネル式(ベゼル部分)のOSDから手軽に切り替えられる。

ベゼル右下にあるLEDをタッチすることで操作するOSD。モードや画質のほか、さまざまな機能を呼び出すことが可能だ

それぞれの画質を比べてみると、色合いやコントラストにかなりの違いがあることがわかる。たとえば

sRGBの色域をカバーする「sRGB」

「CAD/CAM」ではコントラストが高く、細かな線をハッキリと識別できる。色温度がやや高いのは、長時間の作業でも目が疲れないようにするための配慮か

映像編集向けの「デザイン」では色温度がやや下がり、輝度が上がっている

「標準」はデフォルトの設定

眼精疲労の原因になると言われている「ブルーライト」を抑えたモード。輝度が低く色温度は高め

動画視聴向けの「動画」では、輝度とコントラストが高めに設定されている

写真を確認するのに適した「写真」は、もっとも色温度が低く青みが強い

「エコ」では消費電力を押さえるために、輝度が低めに設定されている

「M-book」は、MacBookでの利用に適したモードだ

9種類のモードのうち「BL2420PT」で新しく追加された「デザインモード」では、10段階の輝度調整が可能だ。3D制作などで影が暗くて細部をよく確認できない場合などに活用するといいだろう。