最近ではパソコンだけでなく、スマートフォン、タブレット、さらにはゲーム機までも無線LANに対応するようになった。デバイスの無線LAN対応が進むとともに、無線LANルータを使用してワイヤレスネットワーク環境を構築する家庭もまた増えてきている。そこで今回、マイナビニュース会員向けに自宅の無線環境についてのアンケート調査(ウェブログイン方式、有効回答数300、調査期間2015年3月5日から3月9日)を実施した。

まず、無線LANルータに最も求めるものについて聞いた。結果は「無線が安定していること」が53.7%で1位、2位が「セキュリティ上の穴が無いこと」で17.3%、「無線の通信速度」が13.3%で3位、「繋がらないエリアがないこと」が7.7%で4位だった。「無線が安定していること」「繋がらないエリアがないこと」をあわせた「接続の安定性・確実性を求める層」が全体の60%以上となり、ユーザーが無線LANルータ選びにおいて、価格よりも安定性・確実性を重視していることがわかった。ちなみに、回答者の自宅の間取りは「3DK、3LDK」が25.7%で1位、「4K、4DK、4LDK」が19.3%で2位、「2DK、2LDK」が18.0%で3位、「ワンルーム、1K」が14.0%で4位だった。

Q8 無線LANルータに最も求めることは、次のうちどれですか?

ワンルームや1Kであれば無線ネットワークの安定性・接続性を重視しなくてもいいように思えるかもしれない。だが、最近では防水機能がついたスマホやタブレットが増えてきており、湯船でゆっくりとネットサーフィンや電子書籍を楽しむといった人も増えている。トイレやお風呂でも快適にインターネットを使うことを考えると、ワンルームや1Kであっても無線環境の安定性・接続性といった面も重要視すべきであろう。

Q2 ご自宅の間取りを教えてください

このほか、自宅の無線環境の速度について、不満があるか聞いた。結果は「不満がある」が10.7%、「少し不満がある」が30.7%で、40%を超える回答者が自宅の無線環境の速度に不満を持っていることがわかった。

Q3 ご自宅の無線環境の速度について、不満はありますか?

また自宅の無線環境について、繋がりにくいエリアがあると回答した人は、およそ半数に及んだ。なお、3K以上の間取りの家に住んでいる人は、約33%が繋がらないエリアがあると回答した。

Q4 ご自宅の無線環境について、「ここは繋がらないなあ」といった繋がりにくいエリアはありますか?

さらに、自宅の無線環境上で、「繋がったり繋がらなかったりといった無線の不安定さ」を経験したことがあるか聞いたところ60%以上が「ある」と回答した。

Q5 ご自宅の無線環境上で、繋がったり繋がらなかったりといった無線の不安定さを経験したことはありますか?

今回のアンケート調査結果より、半数以上もの人が「無線が安定していること」を無線LANルータに求めているのにもかかわらず、60%以上が不安定な無線環境を経験していることがわかった。

そこで、安定かつ高速な無線LAN環境に刷新したいと考えている方にオススメなのが、ASUS製のルータ「RT-AC87U」だ。また、無線LANの速度にはそれほど不満を持っていないものの、ネットワークが繋がりにくい場所を無くし、家中のどこででも安定して使いたいという方には、既存のルータに加えて中継器「RP-AC52」の使用をオススメする。

上級者が選ぶルータ「RT-AC87U」& 既存の無線ルータにも使える中継器「RP-AC52」

安定・確実・高速と三拍子揃ったASUS製のルータRT-AC87Uと中継器RP-AC52は、その性能から上級者からの人気が高いモデルだ。まずはざっくり製品の仕様を紹介していこう。

ASUS製ルータ「RT-AC87U」。4本のアンテナにより高速で安定した接続を実現している

RT-AC87Uは、5GHz/2.4GHzのデュアルバンド無線LANルータで、IEEE802.11ac/n/a/g/b対応に対応。送受信のアンテナを4本装備しており、約465平方メートルの範囲をカバーできる。加えて、接続されている機器の位置を検出し、その機器に向けて電波を飛ばす「Ai Rader」機能も搭載。同機能により、さらに接続性を高めている。

転送速度は、IEEE802.11acで最大1,734Mbps、IEEE802.11n接続でもTurboQAMにより最大600Mbpsの速度を実現した。また、内蔵するMU-MEMO1GHzのデュアルコアプロセッサと256MBのメモリによりハイエンドな処理性能をも備える。そのほか、2基のUSBポートや簡単に機器を接続できるWPS機能を搭載。トレンドマイクロの家庭内のIoEデバイスをネットワークレイヤで保護する技術「Trend Micro Smart Home Network」にも対応する。

同じくASUS製の中継器「RP-AC52」。これを使用することで無線LANの到達距離を飛躍的に伸ばしてくれる

RP-AC52は、IEEE802.11ac/n/a/g/bに対応する無線LAN中継器だ。ルータから電波が届きづらい壁の向こう側や別のフロアなどへ電波を中継し、電波の到達距離を大幅に拡大してくれる。ASUS製ではあるが、上記のRT-AC87U専用というわけではなく、他社製のルータとも連携できるのがポイント。つまり、現在使用しているルータを買い直す必要はなく、既存のルータに接続可能なのだ。家の中に無線LANが届かない場所があり、困っているユーザーは、これを導入するだけでいい。5GHzと2.4GHzのデュアルバンドに対応しており、最大で433Mbpsの転送速度を実現。ルータとの接続は、WPSもしくはPCをLANケーブルで接続しブラウザ経由で設定する。また、オーディオ出力用3.5mmミニジャックを備えており、アンプ内蔵スピーカーを接続すれば、iOS/Android用アプリ「ASUS AiPlayer」をインストールしたDLNA対応のスマートフォン経由で、ワイヤレスで音楽を再生することが可能。

3LDKのマンションで無線の電波状況はどうなる?

今回、両製品の実力を試すべく、実際に3LDKのマンションにRT-AC87Uを設置し、無線の電波状況を調べてみた。RT-AC87Uは、マンションの一番端にあるリビングに配置。RT-AC87UにLANケーブルで接続されたPC(SSD)から500MBのデータを、5GHzのIEEE802.11ac(最大転送速度1734Mbps)を使用して転送。その際の速度を10回計測し、その平均値を記録した。

計測位置は、RT-AC87Uから直線距離で、約3m先のリビング、約5m先の和室、約10m先の洋室(1)、同じく約10m先の浴室、約13m先のトイレ、廊下を曲がった約14m先の洋室(2)で、扉すべてを閉めた状態での数値となる。

計測を行った3LDKマンションの間取り図

リビング・ダイニング・キッチン

RT-AC87Uとの距離は約3m。同室なので当然ながら遮蔽物はなく、受信側のアンテナは5本表示されている。この位置での転送にかかった時間は平均で1:11.46。平均速度は約7.0Mbps。これが標準の数値となる。

大きな間取りのLDK。ベランダそばの隅にルータを設置

和室

RT-AC87Uとの距離は約5m。扉を1枚隔てた状態で、受信側のアンテナ表示は5本。この位置での平均転送時間は1:12.45。平均速度は約6.9Mbps。リビングとほぼ変わらない。

洋室(1)

RT-AC87Uとの距離は約10m。和室と扉2枚を挟んだ状態で、受信側のアンテナ表示は4本になった。この位置での平均転送時間は1:13.87。平均速度は約6.8Mbps。これでもほとんどリビング、和室と変わらない。

浴室

RT-AC87Uとの距離は約10m。扉を3枚は挟んだ状態だが、受信側のアンテナ表示は4本を維持。この位置での平均転送時間は1:14.90で、平均速度は約6.7Mbps。予想ではかなり速度が落ちるかと思われたが、全くそのようなことはなく、入浴しながらのインターネット接続も快適に利用できるだろう。

バスルームでも安定した接続を維持。湯船の中でのんびりとネットサーフすることも可能だ

トイレ

RT-AC87Uとの距離は約13m。扉は2枚であるが、廊下の角に位置するため電波の回り込みがうまくいかないのか、受信側のアンテナ表示は3本と4本をいったりきたりする状態。平均転送時間は1:16.32で、速度は約6.6Mbps出ていた。こちらもバスルーム同様に速度が落ちると思われたが、他の場所とさほど変わらなかった。

洋室(2)

RT-AC87Uとの直線距離は約13m。扉は2枚しか隔てていないが、廊下を曲がった先にあるため、電波が非常に弱く受信側のアンテナ表示が1本から2本をいったりきたりする状態。平均転送時間は1:42.12で、速度はおよそ4.9Mbps。とはいえ、データ転送はスムーズでなく、データの受信量は非常にブレていた。安定した接続とは言いがたく、この環境で日常的にネットワークを使用するとなるとストレスを感じる可能性が高い。

上記のように、ほとんどの場所においてはRT-AC87Uのみでも安定した無線接続が維持できたが、奥まった部屋の洋室(2)においては非常に不安定な数値となった。これが2階建てなどのさらに大きな建物での使用となると、より厳しくなるであろうことは想像に難くない。

そのため、洋室(2)での接続性を高めるため、中継器RP-AC52を使用。洋室(2)に向かって廊下が曲がっている角に設置した。

廊下のコンセントにRP-AC52を設置したところ。足下を照らしてくれるLEDライトを搭載している

洋室(2) 再計測

廊下の角に当たる位置に、RP-AC52を設置すると、中継器から洋室(2)まではほぼ直線になり、扉1枚を隔てて3m程となる。アンテナは4本表示されているがたまに3本になるという状態。この場合の平均転送時間は1:26.81で、速度はおよそ5.8Mbpsと想定される。やはり速度は少し落ちてしまうが、接続は非常に安定しておりネットワークの使用においてストレスを感じることはほぼないであろう。

既存のルータ+RP-AC52で無線LANをパワーアップ!

今回のテストで、中継器RP-AC52があれば、ルータだけでは電波の届きづらい厚い壁や廊下を回り込んだ位置の部屋にも電波が届くようになるとわかった。いまのネットワーク環境に対して「繋がりづらいところがある」と不満がある場合には、既存のルータに加えてRP-AC52を使用することで、より快適に無線LANを使用できるだろう。ちなみに、RP-AC52には、アクセスポイントとしての機能もある。ビジネスホテルなどへ宿泊した際、部屋に有線LANしかないという場合にも、この製品をLANケーブルで接続することで無線LAN環境の構築が可能。LAN端子を持たないノートPCやゲーム機などをインターネットに接続することができるので、出張や旅行のお供としても心強い。

また、ネットワークの高速さと安定性を求めて自宅の無線LAN環境を一新したいのであれば、ハイパワーなRT-AC87U を導入すればいい。扉を2、3枚隔てている場合や、バスルームやトイレでのような場所でも、高速かつ安定したネットワークを維持できることが実験の結果からわかる。既存のルータをRT-AC87Uに替えることで、ハイクラスのネットワーク環境が構築可能だ。

そして、今回のテストのように廊下を回りこんだ位置に部屋がある場合だけでなく、2階建ての家など、ルータ単体だけでは少し不安な間取りには、この両機種を組み合わせることをオススメする。RT-AC87UにRP-AC52をプラスすることで、より穴のない、ほぼ完璧とも言える無線LAN環境が構築できるはずだ。新しいルータを購入したものの繋がらない場所がある……といった悲劇を避けるには、このASUS製のルータと中継器のコンビネーションを選択するのが良いだろう。

既存のルータ+RP-AC52でネットワーク環境を改善するも良し、RT-AC87Uで一新するも良し、セットで使用しより完璧なネットワークを構築するも良し

「広い家でも高速&安定ワイヤレスネットワークを構築するコツとは」についてのアンケートのご案内

現在マイナビニュースでは、本稿「2人に1人が無線LAN環境の不安定さを実感!? 広い家でも高速&安定ワイヤレスネットワークを構築するコツとは」をご覧になった感想についてのアンケートを実施しております。ご協力いただける方は、下記概要をお確かめの上、設問にお答えください。

アンケート概要

回答者の中から抽選で5名様に、1,000円分のギフト券をプレゼントいたします。
募集期間:2015年4月2日(木)~4月30日(木)
応募方法:アンケートページから、必要な情報をご記入いただき応募
当選者発表:メールにて直接ご連絡いたします

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