クリエイティブ作業にも対応可能なGeForce搭載デスクトップ

タワー型マシンのオススメ機種として今回紹介する「Diginnos Biz EA」は、拡張性の高いミドルタワーケースと、グラフィックスカードのGeForce GTX 650が大きな特徴となっている。前述した2機種に比べ、グラフィックス性能を強化したハイスペック機だが、Windows 7 Home Premium/8.1搭載の標準構成で89,980円、Windows 7 Professional/8.1 Pro搭載に変更時も95,980円と、マシン本体のみではあるが10万円を切る価格設定になっている。

ミドルタワー型ケースで豊富な拡張性が特徴の「Diginnos Biz EA」

拡張スロットにグラフィックスカードが装着されており、ディスプレイはこちらに接続する

フォトレタッチや動画編集などを行うためのプロ向けのクリエイションツールでは、CPUのみならずグラフィックス機能を利用して処理を高速化する仕組みが多く使われるようになっている。特に、3Dオブジェクトを含む制作物の場合などはCPUよりもグラフィックスの性能がスピードを大きく左右する。先の2機種で利用されているCPU内蔵のグラフィックス機能も、従来のCPUに比べるとかなり高性能にはなってきているが、やはり別途グラフィックスカードを追加することで性能は格段にアップする。制作系の作業をメインとする場合、CPUとグラフィックス性能のバランスがいいマシンのほうが高い生産性を得られるだろう。

グラフィックスカードがあるためグラフィックスのスコアが7以上となり、バランスのいいハイスペック機となっている

また、最近では4K(3840×2160)と呼ばれる解像度に対応したディスプレイも安価になってきており、従来は図面の制作などの特殊用途に限られていた超高解像度の世界が、印刷物やイラストなどより一般的な制作用途でも、手が届くようになりつつある。このような高解像度環境で、スクロールやズームといった画面描画をスムーズに行うには、やはり一般的なPCよりも高いグラフィックス性能が求められる。

内部には十分なスペースが隠されておりパーツの交換・増設も容易

標準搭載されるPALIT製のGeForce GTX 650搭載グラフィックスカード

Diginnos Biz EAに搭載されるGeForce GTX 650は、ゲーマー向けのカードとしては中程度の性能だが、クリエイション用途のエントリーモデルとしてはコストパフォーマンスが高く、発熱や消費電力も比較的小さく抑えられているので、一般的なオフィスでも設置環境を選ばず使えるだろう。具体的な性能については、下にいくつかのベンチマークソフトの結果を掲載するので、現在使用中のWindows XPマシンと実際に比較してみていただきたい。もちろん、サードウェーブデジノスではGeForceの上位モデルや、3DCG・CADに特化した業務用カードのQuadroシリーズを搭載したPCも用意しているので、予算と用途に応じてスペックを検討可能だ。

使用したグラフィックス GTX 650 内蔵(※参考)
3DMark 11
Performanceプリセット
3DMark Score P3141 P1061
Graphics Score 2940 934
Physics Score 6341 5502
Combined Score 2526 896
3DMark 11
Extremeプリセット
3DMark Score X1012 X286
Graphics Score 903 256
Physics Score 6364 5421
Combined Score 1166 284
使用したグラフィックス GTX 650 内蔵(※参考)
CINEBENCH R10
CPU Benchmark
Single CPU 7058
(2分05秒)
7031
(2分05秒)
Multiple CPU 23936
(0分36秒)
23508
(0分37秒)
CINEBENCH R11.5 OpenGL 64.57fps 25.94fps
CPU 5.81pts 5.84pts

CINEBENCH R11.5の実行結果(左)。GeForce GTX 650を取り外してCPU内蔵グラフィックスに切り替えると、当然のことながらCPUスコアはほぼ変わらないもののグラフィックスAPIであるOpenGLのスコアは半分以下に落ちてしまう。グラフィックスカードの効果は絶大だ

また、ミドルタワー型のケース内には最大で6基の3.5インチHDDを搭載できるスペースが確保されている。高解像度の画像や、動画などの素材を保存するとHDDの容量をすぐに使い尽くしてしまうこともある。しかし、あとから次々とドライブを追加していけるので、保存領域を拡張でき、大切なデータのバックアップスペースも確保可能だ。拡張性の高いケースを採用していることから、導入時は最小構成で購入し、新たな予算を確保できしだい、パーツを追加・交換していくといったプランも考えられるだろう。

多数のドライブ類を追加できるスペースが用意されている

大口径ファンで熱がこもるのを防ぐほか、電源も高効率な80PLUS BRONZE認証取得製品を採用

不安なときは全国の直営店でも相談可能

ドスパラではこれらのマシンを導入する企業向けに、法人専用の相談・注文窓口を用意しており、大口の注文、請求書払い、導入前の評価機の貸し出しといった、街のパソコンショップでは対応が難しい各種サービスを提供している。また、電話やメールでのやり取りでは自社の細かい要求を伝えきれない、社内に専門的な知識を持ったシステム担当者がいないといった心配のあるユーザーは、札幌から福岡まで全国の主要都市にある実店舗でも購入相談を受け付けているので、不安をきっちりと解消したうえで注文することができる。

また、新しいPCの導入時は、古いPCからのデータの移動やソフトのインストールだけで、丸1日をつぶしてしまうということも少なくない。このような作業の手間もWindows XPからの移行を遅らせる一因になっていると考えられるが、今回紹介したすべての製品には、新しいPCへの移行作業を数ステップで行えるツール「ファイナルパソコンデータ引越し 9 Plus」が無料で付属する(ダウンロード提供)。新旧PCをネットワークに接続し、移行する項目の設定を行うと、あとは自動的に新しいPCへ環境が継承されるので、退社時に作業を開始しておけば、翌日の出社時からすぐにWindows 7/8.1で仕事を始められる。

新たなPCの購入と移行作業には、どうしても一定の費用と手間が必要だが、いずれ買い換えが必要になるのであれば、増税前に行っておくのが望ましいし、サポート終了後のXPマシンが原因で情報漏えいなどの事故を引き起こしてしまったら、被害の回復に必要なコストは計り知れない。ドスパラの法人向けPCを活用して、ぜひともサポート終了までに新しい環境への移行を完了していただきたい。

(マイナビニュース広告企画)

[PR]提供:ドスパラ