タッチ操作できるWindows 8 Pro端末を探して「MousePro Aシリーズ」を選定
はじめてPCに触れる初心者のための授業から、スキルアップを目指すビジネスパーソンのサポートまでを幅広く手がけるパソコン教室「わかるとできる」は、全国に250以上の教室を展開している。下は6歳から上は102歳までの生徒が、さまざまな目標を掲げて日々PC操作を学んでいる。
その教室で利用されるWindows 8搭載タッチPCとして、マウスコンピューターが提供する法人向けPC「MousePro」のオールインワンデスクトップPC「MousePro Aシリーズ」が採用された。
「Windows 8の講座を用意するにあたって、タッチ機能は不可欠だと考えました。さらに、教室で不特定多数の生徒が使えるようにするためにはマイクロソフトのレンタルライツの関係上、Windows 8 Pro搭載機でなければなりません。Windows 8 Proを搭載したタッチ対応マシンは、機種選定を行っていた2012年末当時このマシンしかありませんでした」と語るのは、わかるとできる 企画制作部の課長である古屋敷慎氏だ。
全国展開しているパソコン教室としては他社に先駆けてWindows 8の講座を開講するにあたって、講座のカリキュラム作成とともに進められた機種選定で、絶対的な条件を満たせる唯一のモデルとして「MousePro Aシリーズ」が選択されたのだ。
法人向けサービスのクオリティに期待
創業14年を迎えるわかるとできるでは、Windowsのアップデートに合わせて新OS習得用の講座も用意してきた。OSの普及率や講座の需要に合わせて機種の数は調整してきたが、2013年3月時点ではWindows XPが5%、Windows Vistaが8%、Windows 8が5%程度で、残りはWindows 7という状態だという。
時期ごとに導入するマシンは異なっており、フランチャイズ展開している教室は教室ごとの裁量に任される部分もあるため、どこか特定のメーカーモデルが教室を埋め尽くすということはないようだ。かつてはマウスコンピューターのマシンも、Windows Vista搭載機が採用されたこともある。
「Windows Aeroがきちんとフルで使えるマシンが欲しかった当時、オンボードグラフィックスではなくグラフィックスカードを搭載できるマシンを探した結果がマウスコンピューターのマシン導入のきっかけでした。導入後、性能面では不満がなかったのですが長く使う中でトラブルが発生することが増え、現場では苦労も多かったようです。トラブルについて連絡すると対応はよいのですが、現場としてはトラブルがあること自体がイヤだという感覚でした」と古屋敷氏は振り返る。
当時はまだ法人向けサービスも確立していなかったため、コンシューマー向けPCが採用された。製品耐久性、サポート面共に法人用途に特化しておらず、パソコン教室の現場で求められるレベルには達していなかったようだ。しかし「MousePro」ができたことで、Windows 8マシン選定時には安心して採用できたという。
「まずパンフレット等でも自信をもって法人向けの手厚いサポートをうたっているのが好印象でした。これなら安心できる、と感じましたね」と古屋敷氏。
2013年1月に検証機を導入し、同年3月時点で48台のマシンを導入、直営教室全てと、一部のフランチャイズ教室で利用されている。