各種ベンチマークソフトにおけるスコア差を確認
それではベンチマークソフトによるテストに移ろう。今回試したのは、Futuremarkの定番「3DMark11」と国産有名ゲームタイトル「ファンタシースターオンライン2」「ファイナルファンタジーXIV」、「モンスターハンターフロンティアオンライン」、「ロストプラネット2」のベンチマークソフトだ。基本的にはそれぞれ6月時点での公式の最新ドライバ「NVIDIA Display Driver301.42 WHQL」および「AMD Catalyst 12.4」を用いて計測を行っているが、HD7850のみスコアが安定しないため、公式のベータ版「AMD Catalyst 12.7 beta」を使用したことをお断りしたい。
3DMark 11(Performance設定、1,280x720ドット)
グラフィックボード | Score |
---|---|
GeForce GTX570 | P5918 |
GeForce GTX670 | P8399 |
Radeon HD6870 | P4630 |
Radeon HD7850 | P5575 |
PSO2キャラクタークリエイト体験版・動作検証(設定5)
画面サイズ | グラフィックボード | Score |
---|---|---|
1,280×720ドット | GeForce GTX570 | 25585 |
GeForce GTX670 | 25379 | |
Radeon HD6870 | 19924 | |
Radeon HD7850 | 33961 | 1,920×1,080ドット | GeForce GTX570 | 12828 |
GeForce GTX670 | 15526 | |
Radeon HD6870 | 8388 | |
Radeon HD7850 | 12804 |
ファイナルファンタジーXIV オフィシャルベンチマーク(ミコッテ)
設定 | グラフィックボード | Score |
---|---|---|
Low | GeForce GTX570 | 6923 |
GeForce GTX670 | 6909 | |
Radeon HD6870 | 6954 | |
Radeon HD7850 | 7134 | High | GeForce GTX570 | 5390 |
GeForce GTX670 | 6162 | |
Radeon HD6870 | 4477 | |
Radeon HD7850 | 4264 |
MHF ベンチマーク 第3弾 【大討伐】
設定 | グラフィックボード | Score |
---|---|---|
1,280×720 | GeForce GTX570 | 22532 |
GeForce GTX670 | 29772 | |
Radeon HD6870 | 16177 | |
Radeon HD7850 | 18326 | 1,920×1,080ドット | GeForce GTX570 | 11448 |
GeForce GTX670 | 15492 | |
Radeon HD6870 | 9445 | |
Radeon HD7850 | 10594 |
ロストプラネット2 BenchmarkDX11(テストタイプB, NoAA, 影/テクスチャ/演出→High, DX11 Feature→MIDDLE)
設定 | グラフィックボード | Score |
---|---|---|
1,280×720 | GeForce GTX570 | 80.3fps |
GeForce GTX670 | 93.8fps | |
Radeon HD6870 | 64.0fps | |
Radeon HD7850 | 66.0fps | 1,920×1,080ドット | GeForce GTX570 | 58.5fps |
GeForce GTX670 | 83.2fps | |
Radeon HD6870 | 45.9fps | |
Radeon HD7850 | 50.1fps |
今回のベンチマーク結果としては、おおむね「GTX670>GTX570>HD7850>HD6870」という結果が見て取れる。GTX670のスコアは驚くべきもので、今回の4製品の中では別格だ。次いでGTX570も優秀なスコアとなっている。その下にHD7850となるが、ソフトによっては逆転している場面もあり、この2製品の差はゲームによって向き不向きがありそうだ。HD6870はほかの製品に比べると振るわないものの、今回のテストにおいてはゲームを動作させるに十分な性能を有している。ただし新世代の製品となるGTX670、HD7850はまだまだドライバが成熟していないため、ドライバの更新に伴いこれからさらにスコアが向上する余地がある。特に前述したとおりHD7850は若干スコアが安定しない場面があったため、伸びしろはまだまだありそうだ。逆の見方をすれば、旧世代の製品は安定しており、安心してゲームを楽しめるともいえる。
ベンチマーク動作中の消費電力は?
続いて各製品を使用した際の消費電力を確認してみよう。Windows起動1分後のアイドル時の消費電力と、各種ベンチマークテスト時の最大消費電力をサンワサプライのワットチェッカーにて計測した。グラフィックスカードによって、どのベンチマークを動作させたときにもっとも電力を必要とするかはバラバラだが、「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマークで最大値を示した製品が多かった。
消費電力
グラフィックボード | アイドル(Windows起動時最小)~ピーク(ベンチマーク時最大) |
---|---|
GeForce GTX570 | 61~289W |
GeForce GTX670 | 52~245W |
Radeon HD6870 | 57~225W |
Radeon HD7850 | 44~171W |
PCI-Express電源1系統で動作するHD7850は、4製品の中では頭一つ抜ける低電力で動作した。消費電力を抑えながらゲームをしたいならこの製品はベストチョイスといえるだろう。HD6870も低いのだが、一部数値が跳ね上がる場面があった。GTX570は以前からの評価通り高めの電力を必要としており、排気も熱さを感じた。夏に利用するなら空調のある部屋で使用したい。今回もっとも高い性能を有するGTX670は、消費電力面でも優れた性能を見せており、アイドル時はHD6870より低い数値が出ている。またピーク時においてもGTX570に比べ大幅に消費電力を低下させており、ハイレンジながら効率のよさをうかがわせた。
ツクモのWebページでは、今回紹介した「GA7J-E42/S2」および「G-GEAR F42/S2」以外にも多数のゲームPCが掲載されており、グラフィックボードも今回の4製品に限らず多彩なラインナップから選べる。夏休みはもう目前。CPU、グラフィックボードともに新製品が出揃った今は、買い替えに最適な時期だ。ゲーム三昧の生活をおくるために、休暇前のPC購入をぜひ検討してみてほしい。
試用機詳細スペック | 型番 | G-GEAR GA7J -F42/S2(カスタマイズモデル) |
---|---|
CPU | Core i7-3770(3.40GHz、最大3.90GHz) |
チップセット | インテル H77 Express |
メモリ | PC3-12800 DDR3 8GB (4GBx2) |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 570(1,280MB) |
NVIDIA GeForce GTX 670(2,048MB) | |
ストレージ | 128GB MLC (Crucial製 m4 Series) |
光ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込み対応) |
電源ユニット | Topower製 550W (定格500W)、80PLUS BRONZE対応 |
OS | Windows 7 Home Premium 64ビット SP1 |
構成価格 | GTX570搭載時:100,080円~、GTX670搭載時:116,880円~(2012年7月上旬現在) |
試用機詳細スペック | 型番 | G-GEAR GA7J-E42/S2(カスタマイズモデル) |
---|---|
CPU | Core i7-3770(3.40GHz、最大3.90GHz) |
チップセット | インテル H77 Express |
メモリ | PC3-12800 DDR3 8GB (4GBx2) |
グラフィック | AMD Radeon HD 6870(1GB Hawk Twin Frozr III) |
AMD Radeon HD 7850(2GB) | |
ストレージ | 128GB MLC (Crucial製 m4 Series) |
光ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込み対応) |
電源ユニット | Topower製 550W (定格500W)、80PLUS BRONZE対応 |
OS | Windows 7 Home Premium 64ビット SP1 |
構成価格 | HD6870搭載時:97,879円~、HD7850搭載時:102,079円~(2012年7月上旬現在) |
(マイナビニュース広告企画)
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