主な仕様 [CPU] Intel Core i7-2630QM(2.00GHz) [チップセット] Mobile Intel HM65 Express [メモリ] 4GB [HDD] 約640GB [グラフィックス] NVIDIA GeForce GT 540M [OS] Windows 7 Home Premium(64bit) [価格] オープンプライス
フラッグシップモデルらしいハイスペック
VAIO Fが搭載しているプロセッサーはインテル Core i7-2630QM。ノートPCとしては、ハイエンドプロセッサーに位置するCPUだけに、実力は十分だ。さらに、メモリはデュアルチャネルで駆動するPC3-10600を4GB搭載している。しかも搭載しているOSはWindows 7 Home Premium 64ビットだから、メモリを最大限まできちんと使い切れる。最大8GBまで拡張可能なのも魅力的だ。
さらにグラフィックスにはNVIDIA GeForce GT 540Mを採用。ゲームはもちろん、3D視覚効果にも威力を発揮している。
レビュー機のHDDには、5400rpmの640GBが搭載されていたが、VAIOオーナーメードモデルのカスタマイズメニューには512GBのSSDをはじめ、256GB SSD、750GB HDD、640GB HDD、500GB HDDが用意されている。速度を求めるならばSSDを選択するのが最良だが、そこはコストや容量との兼ね合いもあるので、十分吟味してほしい。
ここまでで紹介したスペックでもわかるとおり、デスクトップPCと比較しても負けないだけの性能を持っている。据え置きでデスクトップPC代わりに使ったとしても、動画編集などにも十分力を発揮してくれるはずだ。スマートで気品のあるデザインの中に、高機能がしっかりと詰まっている。
ベンチマークから見た実力とは
さっそくベンチマークをとってみよう。3DMark06の結果は7275となった。GeForce GT 540Mのスペックは、GPUコア数が96、GPUクロックは1344MHz、メモリクロック900MHz、メモリバス幅128ビット、メモリはDDR3ということを考えれば、及第点といったところ。ゲームに特化しているNVIDIA GTXシリーズとは少し得意ジャンルが違うので、この結果も当然といえる。ただし、ゲームが不得意ということはなく、要求スペックが高すぎるものを除けば、まったく問題なく楽しむことが可能だ。
Windowsエクスペリエンス インデックスの結果は5.9となったが、これはHDDの成績だ。快適さをとくに左右するグラフィックス関連の数値は、グラフィックス、ゲーム用グラフィックスが6.7となる。CPUは7.4、メモリが7.6と続き、これだけ見てもハイレベルでまとまっているのがわかる。
総合的に見て、ハイスペックなノートPCとしてかなりまとまっている印象だ。高機能といっても、VAIO Fは最新のゲームで遊ぶためのゲーミングマシンというわけではない。3D機能をはじめとしたハイエンドなエンターテインメントPCであることを考えると、非常によくできた優等生といえる。休日はハイビジョン対応のハンディビデオで撮影し、PCでコツコツ編集してブルーレイメディアへ保存するといった、ITリテラシーの高いユーザーに十分納得してもらえるハイスペックといい切って問題ないだろう。
3DMARK06 | |
---|---|
3DMark Score |
7275
|
SM2.0 Score |
2740
|
HDR/SM3.0 Score |
2680
|
CPU Score |
5000
|
CrystalMark 2004R3 | |
---|---|
Mark |
218303
|
ALU |
54765
|
FPU |
48093
|
MEM |
45801
|
HDD |
9360
|
D2D |
15128
|
OGL |
33077
|
地デジにブルーレイ!
最新エンターテインメントを目いっぱい楽しむ!
VAIO Fはダブル地デジチューナーを搭載可能なので、美しいディスプレイでハイビジョン番組を目一杯楽しめる。さらに、採用されている液晶パネルは「低反射コート」加工が施されており、さらに映像の美しさを堪能させてくれる。このパネルは、グレアパネルとノングレアパネルのちょうど中間に位置するものだ。
エンターテインメント向けPCのディスプレイとして人気のグレアパネルは、光沢を活かした深い黒や、鮮やかな色彩を楽しめるのが特長だ。しかし、周囲の光も一緒に反射してしまうため、ユーザーの目に大きな負担をかけてしまう。一方のノングレアパネルは映り込みが少なく、目に優しい反面、黒が浮きやすく、深い色彩を表現するのが少し苦手だとされている。
エンターテインメントならばグレア、ビジネスならばノングレアという棲み分けが一般的だが、この両者の良い部分を取り入れ、映り込みが少なく、なおかつ深い色彩を表現できるようにしたのが「低反射コート」というわけだ。
VAIO Fはこのパネルのおかげで、長時間に及ぶ作業や動画の視聴をしても、目が疲れにくく、なおかつ美しい映像を楽しむことができる。じっくり腰を据えての編集作業をしても、身体的な負担の軽減に大きく貢献してくれるのは実にうれしい。
次回は、この美しいディスプレイのもうひとつの特長、「3D」機能について紹介しよう。
(マイコミジャーナル広告企画)
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