こんにちは、阿久津です。Windows 10のアクションセンターを開く方法は、デスクトップ右端からスワイプする、[Win]+[A]キーを押す、通知領域の通知アイコンをクリックする、以上の3通りがあります。しかし、他のウィンドウをアクティブにしたり、デスクトップの何もないところをクリックすると閉じてしまいます(図01)。
アクションセンターは、見逃したトースト通知を確認するための領域であり、不要な場合は閉じて作業領域を広く確保するべきです。しかし、アクションセンターを開いたままの状態が効率的な場合もあるでしょう。例えば「Skypeプレビュー」を起動せず、アクションセンターからそのまま返信する方が簡単です。そこで2017年初の本連載では、アクションセンターを開いた「まま」にするチューニングをご紹介しましょう。
1. 管理者権限でレジストリエディターを起動します。
2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\ImmersiveShell\Launcherキーを開きます。
3. DWORD値「DisableLightDismiss」を作成し、データを「1」に変更します。
4. レジストリエディターを終了します。
これで操作が完了しました(図02~07)。
図03 レジストリエディターが起動したら、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\ Windows\CurrentVersion\ImmersiveShell\Launcherキーを開きます |
それでは結果を確認しましょう。アクションセンターを開き、そのまま他のウィンドウをアクティブにするなど、好みのアクションを実行してください。チューニング前はアクションセンターが閉じていましたが、チューニング後はアクションセンターが開いたままとなります(図08)。
上図のように、[Alt]+[Tab]キーで起動するタスクスイッチャーも利用できました。アクションセンターを閉じるには、再び[Win]+[A]キーを押すか、アクションセンターをクリックしてアクティブにしてから[ESC]キーを押すか、通知領域の通知アイコンをクリックします。
本チューニングを破棄するには、DWORD値「DisableLightDismiss」を削除してください。
それでは、また次号でお目にかかりましょう。
阿久津良和(Cactus)